昭和53年版 通信白書

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2 国際公衆電気通信事業

 国際電電は28年3月発足以来,国際電気通信需要の増大に支えられ着実な発展を遂げ,52年度末においてその資産総額は1,580億円となり,発足当時(33億円)の約48倍の規模に達している。

(1) 収支状況

 国際電電の52年度決算は,総収入1,132億円,総支出1,040億円で収支差額は92億円となっている。
ア.営業収益
 営業収益は1,071億円で,対前年度比18.3%(昨年度の伸び率は17.4%)の伸びとなった。
 収入の大部分は,電話,加入電信及び電報料収入で占められているが,近年,収入に占める電話料収入の割合が大きな比重をなしてきた反面,電報料収入の比重が小さくなってきており,収支(利用)構造の変化がうかがえる。
イ.営業費用
 営業費用は891億円で対前年度比20.3%の増加となり営業収益の伸び率を2ポイント上回っている。その主なものは労務費(構成比43.3%),減価償却費(同13.4%)等である。
 最近5か年間の収支状況の推移は第2-2-27表のとおりである。

(2) 資産及び負債・資本の状況
 52年度末における貸借対照表の概要は第2-2-28表のとおりである。

第2-2-27表 国際電電の収支状況の推移

第2-2-28表 国際電電の貸借対照表(53年3月31日現在)

 

 

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