昭和55年版 通信白書

本文へジャンプ メニューへジャンプ
トップページへ戻る
操作方法


目次の階層をすべて開く 目次の階層をすべて閉じる

3 我が国の情報化の展望

 我が国の情報化の動向は量的側面からみる限り,これまでは電気通信系のマス・メディア特にラジオ・テレビジョン放送という放送系メディア主導で進んできた。今後もこの基調はしばらく続くものと思われる。
 一方,個々のメディアの成長の軌跡をみると第1-1-19図からも明らかなように高度に普及した基幹メディアが既に成熟と充足の段階を迎えつつあるのに対し,高度化・多様化してきた情報ニーズにこたえ,データ通信,ファクシミリ通信といった新しい通信メディアの伸長が著しい。今後とも相次いで各種のニューメディアが登場し,メディアの多様化が促進されよう。そして既存メディアのいくつかは新しいメディアへと代替されたり,メディアの重合化が進むなどメディア構造が大きく変わるものと思われる。

第1-1-19図 メディア別情報消費量の推移

 

 

2 情報流通の動向 に戻る 第1部第1章第3節1 米国通信法改正の動向 に進む