昭和55年版 通信白書

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15 アマチュア業務用

 我が国のアマチュア無線は,27年7月に再開されて以来,逐年隆盛の一途をたどり,54年度末の局数は44万2,105局となっている。アマチュア局は,金銭上の利益のためでなく,専ら個人的な無線技術の興味のための自己訓練・通信及び技術的研究を行うために開設される無線局であり,無線技術の発展,青少年に対する無線技術,知識の普及,諸外国との交信を通じて国際親善に果たしている役割は多大である。
 最近のアマチュア局の激増は,10W以下の電話級のものであるが,一部のものは高度の技術によりテレタイプ,SSTV(スロー・スキャンニング・テレビジョン),衛星通信,月面反射通信等の通信を行っており,今後多くのアマチュア局がこれらの分野への進出が期待されるところである。

 

 

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