昭和57年版 通信白書

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第1節 通信環境の変化

1 基幹通信サービスの普及

 郵便,電話,ラジオ放送,テレビジョン放送等のいわゆる基幹通信サービスは,広く国民生活に普及し,今や社会経済活動の基盤として,重要な役割を果たしている。
 郵便は,古くから国民の身近な基本的通信手段として,社会経済活動に不可欠かつ重要な役割を果たしており,通信手段の多様化する中にあっても普遍性の高いものとなっている。
 電話は,52年度末には,「積滞解消」を,53年度末には,「全国自動化」を達成し,広く全国の家庭・事業所等に普及した。
 また,通話品質,信頼性等,質の面でも高い水準が維持されている。この結果,電話はダイヤルひとつで全国どこへでもすぐ接続でき,社会経済活動の効率化に大きく貢献しているだけでなく,国民生活に浸透し,まさに生活必需品となっている。
 ラジオ放送,テレビジョン放送は,今田新聞,出版等と並んで基本的な情報提供手段として,国民生活に広く行き渡り,日常生活に不可欠なものとなっている。
 これら基幹通信サービスは,社会経済活動の発展及び国民生活の向上とともに広く普及発展してきた。しかし,近年における技術開発の急速な進展は,多様化する利用者ニーズとあいまって,新しい通信サービスの創出と発展をもたらしつつある。

 

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