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国際電電が提供するデータ通信回線には,特定通信回線と電信型公衆通信回線(国際加入電信回線利用のもの)とがある。 (1)年度別利用状況 第2-4-5表は,52年度末から56年度末までの間における国際データ通信回線の利用状況である。 56年度末現在における利用回線数は,前年度末に比べ21%増となっており,また伝送可能ビット数は,第2-4-6図のとおり前年度末に比べ,48%増加している。 (2)音声級回線の利用状況 第2-4-7表は,音声級回線の利用状況を示したものである。音声級回線は,56年度末では前年度末から23回線増加して90回線となった。そのうち89回線は,利用者が変復調装置を自営で設置している帯域使用である。分割の状況は,75b/s及び50b/sへの分割が多いが,それぞれ前年度に比べ減少しており,代わって9,600b/sでの利用が増加している。 音声級回線は数こそ少ないが,伝送するデータ量は多く,その伝送可能ビット数の国際特定通信回線全体に占める割合は98%にも達する。利用している業種は,金融業(25回線),情報通信業(18回線),製造業(12回線)が主たるものである。