昭和58年版 通信白書

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1 国連開発計画(UNDP)

 UNDPは開発途上国の社会,経済の開発促進のため,技術援助を行うことを目的としており,国連及び国連の専門機関からなる国連システムの行う技術協力活動の中軸となるものである。
 UNDPの活動資金は,各国の任意拠出金によってまかなわれており,毎年,秋に国連本部で開かれる「拠出誓約会議」で,各国の拠出金が誓約され,拠出される。拠出総額は,1982年で674.9百万ドルであり,日本はその7.6%の51.4百万ドルを拠出している。日本は額,拠出割合ともに伸びてはいるが,日本の1980〜82年度の国連通常予算分担率9.58%と比べても,その分担比率はまだ低い(第1-2-6表参照)。技術援助の対象となるプロジェクトの実施には,国連の専門機関が当たることが多く,通信分野のプロジェクトは,UPUやITUがその実施機関となって活動している。UNDPの資金による各実施機関の援助実績は第1-2-7表のとおりであり,近年では,UPUとITUとの合計の割合は,4〜5%程度である。

第1-2-6表 UNDPに対する主要各国の拠出状況

第1-2-7表 UNDPの機関別援助実施状況

 

 

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