昭和58年版 通信白書

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4 国際連合教育科学文化機関(UNESCO)

 UNESCOは,教育,科学及び文化を通じて諸国民間の協力を促進することによって,世界平和に貢献することを目的としており,広範囲で多岐にわたる事業活動を行っている。
 1960年代に,アジア,アフリカの新與独立国が大挙してUNESCOに加盟したことに伴い,UNESCOの事業活動は,これら開発途上国の開発援助のため,教育と科学技術に重点を置いてきた。
 また,最近では,マスメディア宣言,マクブライド委員会の活動,あるいは,IPDCの設立にみられるようなコミュニケーションの問題に重点を置いた活動が顕著になってきている。最近におけるUNESCOの情報通信分野の国際協力活動は,IPDCが中心となって行うこととなっている。IPDCの予算は第1-2-12表のとおりであり,1983年度の予算総額は,191万ドルとなっており,前年度の91万ドルに比べて2倍以上の伸びを示している。なお,IPDCの承認プ声ジェクトとしては,アジア・太平洋ニュース網(ANN)の通信関係研修プロジェクトやアジア・太平洋フィルム保管センタの映画,ビデオフィルム交換のインフラストラクチャー整備プロジェクト等がある。

第1-2-12表 IPDC特別会計予算

 

 

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