昭和58年版 通信白書

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4 40GHz以上の電波利用の研究

 40GHz以上の周波数帯の電波は,大気中の酸素や水蒸気により吸収されるとともに,降雨による減衰が大きく,この周波数帯利用の開発の大きな制約となっている。このため,ミリ波帯電波利用の開発には,降雨減衰を予測する方法を開発することが重要な課題となっている。電波研究所は,この研究を推進するため,52年度から7か年計画で,40GHz以上の周波数帯における伝搬実験を実施しており,57年度は,ミリ波帯電波伝搬実験装置,雨量計ネットワーク,降雨粒径分布測定装置等を含む実験システムを運用するとともに,30〜100GHz帯の伝搬特性推定結果をまとめた。

 

 

3 大容量ディジタルマイクロ波方式 に戻る 5 50GHz帯の周波数の電波を使用する簡易無線局 に進む