昭和59年版 通信白書

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第1部 総  論

 第1章 通信及び情報化の現況

 昭和58年度の我が国の経済は,名目経済成長率4.1%,実質経済成長率3.7%と実質経済成長率で前年度を上回り,緩やかながらも着実な回復を示した。これは,米国の景気回復に伴い輸出が増加したこと,在庫調整が終了したことに加え,石油価格が低下し交易条件も緩やかながら改善したこと,物価が安定していたことによるものである。
 社会経済の基盤をなす通信の分野においては,このような経済の動向の影響を受け,58年7月,国内通話料金等の引下げが実施されたものの,通信サービスの総生産額は,全体では7兆2,245億円と前年度に比べ4.8%の増加を示した。
 本章では,58年度の通信について,通信産業の動向,通信関連産業の動向,通信事業経営の現状及び家計と通信について概述し,さらに我が国の情報化の動向について取り上げることとする。
 

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