昭和59年版 通信白書

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第2節 基礎技術

  1 大規模集積回路

 大規模集積回路は,コンピュータ,通信機器等電気通信技術全般にわたる各種装置の小型・軽量化,高機能化,経済化,高信頼化に大きく貢献することが期待され,その高集積化のための研究開発が進められている。現在,256kbLSIメモリの情報処理装置への導入が進んでおり,さらに,電電公社においては,4Mb以上の大容量メモリの開発が進められている。また,50Kゲート規模のプロセッサ等の開発が進められるとともに,ディジタル通信用諸装置への適用を目的とした通信制御用LSI,ファイル制御用の論理LSI等の導入が進められている。
 加工技術としては,電電公社において最小パターン幅0.5μmの微細化プロセスに適した電子ビーム露光技術及び素子・回路設計製作技術の高度化・自動化等の研究が進められ,超LSIプロセス技術の確立を図っている。
 また,0.5μm以下のパターン形成のために,シンクロトロン放射光を用いたパターン転写装置の研究も進められている。

 

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