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40GHz以上の周波数帯の電波は,特定の周波数において大気中の酸素や水蒸気により吸収されるほか,降雨によっても減衰を受けるため,この周波数帯電波の利用の開発には,降雨減衰を予測する方法の開発が必要である。電波研究所は,52年度から10か年計画で,この周波数帯における伝搬実験を実施しており,58年度はミリ波帯実験システムを用いてデータを収集するとともにその解析を行った。本研究の成果の一部は,50GHz帯の電波を使用する無線局制度の新設に反映されている。