■背景
なかなか日置市に帰れない…。日置市に行ってみたいけど、なかなか行けない…。
コロナ禍の中、このような声が日置市外の方々から多く聞かれました。このような状況を踏まえ、少しでも本市の魅力を感じていただき、つながりを作っていけないかと考え、関係人口創出事業「ひおきとプロジェクト」をスタート。ブログによる情報発信やつながりを作るファンクラブ登録制度の設置、オンライン交流会、メルマガの配信など積極的に行ってきました。しかし、それでも、日置市を感じたいというニーズには応えきれておらず、どのように身近に感じていただくか試行錯誤を行い、オンラインツアーなども実施。しかし時間的な制約などもあり、誰もが参加できるわけでもなく、イベント型のオンライン交流イベントには限界を感じていました。
■目的
距離や時間の制約を受けず、できるだけ本市を肌で感じることのできる拠り所をインターネット上に作れないか…そのような課題を「ひおきとプロジェクト」のWEB戦略の柱とし取り組むこととしています。
コロナ禍により見えてきたもの・・・それはインターネットの可能性だと考えます。インターネット の普及・技術の進歩により、 離れていても 「交流」「共感」できることが増え、その最たるものが、仮想空間での交流が可能な「メタバース」 だと考えます 。実質的な距離がいくらあろうが、何時であろうが、インターネットさえできれば、いつでも日置を感じることができる場所「ひおきを想うすべての人の拠り所」をインターネットの仮想空間メタバース上に作ることとしました。
もうひとつの日置を「ネオ日置」と命名し、本メタバース建設事業を「ネオ日置計画」としています。
「ネオ日置計画」はR4.8.8に始動。同日、協力企業の紹介も含めYouTube生配信にて発表会を開催している。
メタバースの立ち上げ資金はガバメントクラウドファンディングや企業版ふるさと納税で調達することとし、「ネオ日置総選挙」と銘打った「建設名所決定戦」にて得票数の多い名所を優先的にメタバース上に再現する計画としています。
活用するプラットフォームは「NTTが提供するメタバース空間DOOR」。本プラットフォームは、一般の方の空間づくりも可能となっており、「ネオ日置建設費用」の寄付だけではなく、空間づくり自体にも参画できるプロジェクトとなっています。
本建設事業の主取り組みは以下の3つです。
① ガバメントクラウドファンディング
関係人口の創出も意識した資金調達。
② 企業版ふるさと納税
メタバースを活用した社会実験を希望する企業などとタイアップ。
資金調達などの協力関係を構築する。
③ 関係人口(ひおきカメカメ団)による建設実作業
鹿児島県日置市は、あらゆることに積極的に挑戦する「歴史的プライド」を大事にしているまちであります。
メタバースという新しいインターネットサービスを活用する「ネオ日置計画」という事業など、関係人口である「ひおきカメカメ団」の方々のお力を借りながら、関わる全ての方々と楽しく挑戦したいと考えております。
ぜひ、ひおきカメカメ団に入団し、鹿児島県日置市を活動フィールドとして関わってみませんか?
まずは、ポータルサイト「ひおきと」をご覧ください。
日置市の魅力を発信するブログサイトに注目です!
■日置市の歴史的プライドとその積極性について
戦国時代「最強」ともよばれた薩摩島津家は「戦国島津」とも呼ばれ、分家「伊作家」から本家を継いだ戦国大名であります。九州制覇一歩手前まで勢力を拡大したこの戦国島津の「始まりの地」であり、薩摩半島統一までの拠点であった場所が日置市。
この戦国島津ゆかりのまちの象徴的な伝統行事が鹿児島三大行事の「妙円寺詣り」で、関ヶ原の戦いにおける伝説となった「島津の退き口」を偲ぶもの。妙円寺詣りは江戸時代初期から始まったもので、西郷・大久保などの幕末の志士も参加する「薩摩武士」の精神を守り続けてきた行事であり、日置市は、この伝統行事を守り続けてきたまちであります。
長々と、日置市の誇りについて紹介しましたが、この戦国時代より、屈強な薩摩武士の経典として活用され続けた「日新公のいろは歌」は、本市ゆかりの武将で島津中興の祖といわれる島津忠良「日新公」が作ったもので、現代でもその内容は重宝されており、以下の「い」の歌が、本市関係人口施策の精神的支柱となっております。
いにしへの道を聞いても唱へても、わが行ひにせずばかひなし
(学ぶ・知るだけではなく実行することこそが大事)
このことから、あらゆることにおいて有効性を感じれば積極的に実行することとしています。
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