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足立区における鉄道騒音被害責任裁定申請事件(平成20年(セ)第3号事件)

事件の概要

 平成20年8月13日、東京都足立区の住民1人から、鉄道会社を相手方(被申請人)として、責任裁定を求める申請があった。申請の内容は以下のとおりである。申請人の住居周辺において、被申請人(鉄道会社)が運行する鉄道車両の走行による騒音のために、申請人は心理的不快感、夜間睡眠の妨害などの被害を被ったとして、被申請人に対し、損害賠償金として107万円の支払を求めるものである。
 

事件処理の経過

  公害等調整委員会は、本申請受付後、直ちに裁定委員会を設け、8回の審問期日を開催するとともに、平成20年12月1日、騒音の測定、測定データの評価等の専門的事項を調査するために必要な専門委員1人を選任したほか、現地調査、申請人本人及び参考人尋問を実施するなど、手続を進めた結果、平成22年4月2日、本件裁定申請を棄却するとの裁定を行い、本事件は終結した。

裁定書

裁定書のPDFはこちらからご覧いただけます。PDF


文中の固有名詞などには、「A」「a」等の記号に置き換えているものがあります。

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