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海老名市における解体工事による振動被害責任裁定申請事件(平成25年(セ)第7号事件)

事件の概要

 平成25年3月25日、神奈川県海老名市の住民1人から、建設会社を相手方(被申請人)として責任裁定を求める申請がありました。
 申請の内容は以下のとおりです。被申請人は、学校解体工事において発生させた振動規制法に著しく違反した工事振動により、申請人宅に亀裂、床の傾斜等の被害を生じさせ、また、申請人の主張する被害を認めようとせず、交渉を引き延ばすなどの交渉態度をとり、申請人は著しい精神的苦痛を受け、多大な交渉労務を強いられたとして、被申請人に対し、損害賠償金2,176万円の支払を求めたものです。
 なお、平成26年7月24日、慰謝料の請求に関する申請が取り下げられるなどしました(請求金額は、1,092万1,738円に減縮)。

事件の処理経過

 公害等調整委員会は、本申請受付後、直ちに裁定委員会を設け、1回の審問期日を開催するとともに、申請人本人尋問を実施するなど、手続を進めた結果、平成26年11月28日、本件申請を棄却するとの裁定を行い、本事件は終結しました。

裁定書

裁定書PDF



文中の固有名詞などには、「A」「a」等の記号に置き換えているものがあります。

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