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播磨灘における養殖のり被害責任裁定申請事件(平成21年(セ)第7号事件)

事件の概要

 平成21年7月22日、兵庫県姫路市の住民2人から、被申請人電力会社が操業する火力発電所から排出された温排水の影響により、申請人らが養殖するノリの品質低下及び生産量減少が生じたとして、被申請人に対し、損害賠償として合計5,000万円の支払を求めたものである。

事件処理の経過

 公害等調整委員会は、本申請受付後、直ちに裁定委員会を設け、2回の審問期日(現地期日)を開催するとともに、平成22年1月1日、ノリの生理・病理、生育環境、色落ち等に関する専門的事項を調査するために必要な専門委員1人を選任したほか、現地調査を実施するなど、手続を進めた結果、平成23年4月27日、本件申請を棄却するとの裁定を行い、本事件は終結した。

裁定書

裁定書のPDFはこちらからご覧頂けます。PDF


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