終戦を目前にした昭和20年8月11日、当時、九州の鉄道輸送の拠点でありました佐賀県鳥栖駅周辺に空襲が決行されました。当日、国鉄鳥栖電力区の配電室で作業を行っておられた、職員と学徒動員の方々は防空壕に避難されておりましたが、防空壕に500ポンド爆弾が直撃して職員7名(17歳〜34歳)、学徒動員6名(14歳〜17歳)の尊い命が奪われました。当時の国鉄は鳥栖空襲において1箇所での犠牲が一番多かったことを踏まえて殉職として取り扱うと伴に、この痛ましい殉職に対して同年12月に鳥栖電力区職員と門司鉄道管理局内の有志の義捐金により、防空壕のあった場所に「頌魂碑(しょうこんひ)」を建立しました。
九州旅客鉄道株式会社に移行した鳥栖電力区は、国鉄時代より開催しておりました慰霊祭を引き継ぎ、今年で68回目になりますが毎年8月11日に頌魂碑(しょうこんひ)」の前で、鉄道を献身的に守られた英霊のご冥福と今日の鉄道の安全を委ねられた我々の思いを英霊に誓うために慰霊祭を開催しております。
開催時期 | 平成25年8月11日(日) 10時30分〜(40分程度) ※例年8月11日開催 |
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開催地住所 | 佐賀県鳥栖市藤木町978-1 |
開催場所 | ベストアメニティスタジアム横公園 慰霊碑前 |
主催者 | 九州旅客鉄道株式会社 鳥栖電力区 |
関連HP | |
連絡先 | 九州旅客鉄道株式会社 鳥栖電力区 0942-82-3580 |