平和祈念碑

　 青森市は、太平洋戦争終結直前の昭和二十年
七月二十八日、連合国軍による大空襲によって、
一夜にして市街地の大部分が灰燼に帰し
ました。また、七百人を超える老若男女を含む
市民の尊い生命を奪うという悲劇的な結末
でもありました。

　 市では、空襲犠牲者の調査に努めましたが、
ついに身元が判明することができなかった多く
の御霊を丁重に葬るため、平和祈念碑を
建立し祀って参りましたが、このたび戦後五十周年
記念事業の一環として碑の再建を図り
戦争の悲惨さと平和の尊さを後世に伝える
ことにいたしました。

　 ここに、人類共通の願いである世界の恒久
平和を改めて祈念するとともに、ここに眠る
御霊に対して、心から永久のご冥福をお祈り
申し上げます。

　平成七年七月二十七日
　青森市長　佐々木 誠造