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福山市戦災死没者慰霊の像(母子三人像)

基本情報

所在 福山市人権平和資料館
住所 広島県福山市丸之内1−1−1
(JR福山駅 徒歩10分)
連絡先 福山市人権平和資料館 084−924−6789
建立者 福山市
建立年 平成6年8月

※H24.11発行「平成24年度 全国の戦災の追悼施設・追悼式」より
(調査時期H24年度/情報提供元は、福山市人権平和資料館 )

施設の写真

ヨリ

引き

※写真提供 福山市人権平和資料館

碑文

なし

説明文

福山市制五十五周年記念事業として、1972年に記念碑を建立。
被災した母子を目撃した話をもとに、石碑でなく母子像を設置した。
人権平和資料館の建設を記念して、福山空襲を象徴するものとして、
1994年にもう1体、室内用に製作された。



被災母子の目撃談
 8月9日の朝、火照るような暑い市中に入り、住吉町の水田の中に、
母子3人の焼死体を見つけました。母親はよつん這いになり、胸にすが
りついた赤ちゃんを、片手でしっかり抱きよせ、まるで乳を飲ませるよ
うな格好でした。

 そして、その母親の後ろ足を6歳くらいの子が両手でしっかりつかま
えて、ひざまずいていました。着物などは焼けてしまって、遺体はまる
でろう人形のようでした。水田の中に入っていれば、水があるので助か
ると思ったのでしょうが、稲は焼け、水は枯れて母子は蒸し焼きになっ
てしまったのです。
荒木計三:談

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