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浜松市戦災被爆者慰霊碑

基本情報

所在 浜松城公園
住所 静岡県浜松市中区元城町100−2
(JR浜松駅、遠州鉄道 新浜松駅より 遠鉄バス「市役所前」下車 徒歩6分)
連絡先 浜松市戦災遺族会 053−457−2495
建立者 浜松市戦災被爆者慰霊記念碑建設委員会
建立年 昭和54年3月21日

※H24.11発行「平成24年度 全国の戦災の追悼施設・追悼式」より
(調査時期H24年度/情報提供元は、浜松市戦災遺族会 )

施設の写真

表

裏

ヨリ

碑文

【表】

浜松市戦災被爆者慰霊碑

浜松市長 平山博三 書


【裏上】

慰霊碑撰文

昭和十六年(一九四一年)十二月八日
太平洋戦争に突入したわが国は緒
戦に勝利を収めたもののやがて戦
況は逆転し同二十年八月十五日遂
に降伏のやむなきに至った、この
間浜松市は三十回余りに及ぶ空爆
艦砲射撃を受け市の大半が廃墟と
化し死傷者も八千人を越えた原文ママ特に
昭和二十年六月十八日の敵機によ
る焼夷弾投下は熾烈を極め市の中
心部は一瞬にして紅蓮の炎に包ま
れた恐怖の一夜が明け死を免れた
人々が肉親を求めて彷いあるいは
あとかたも無いわが家の跡を茫然
と眺める悲惨な姿は言語に絶する
ものであった、しかし戦争が終わ
ってすでに三十四年戦前をはるか
に越える豊かで平和な暮しは人々
をしてその念頭から死の街と化し
た郷土の惨状や往時の苦難やまた
戦災死者の方々への痛恨の情を日
ごとに稀薄なものにしていく、か
かる時市民の間からこれを何らか
のかたちで後世に遺そうとの議が
興り市各界の方々からも深いご理
解による浄財が寄せられここに浜
松市戦災被爆者慰霊碑を建立して
悲惨な戦争の絶滅を期し三千有余
名の戦災死者のご冥福と世界の恒
久平和を祈念するものである

昭和五十四年三月二十一日
浜松市戦災被爆者慰霊記念碑建設委員会


【裏中】

浜松市及び周辺の空襲被害状況
戦災死者
三、五四九人.
戦災重軽傷者
四、八七〇人
全半壊建物
七、五三六戸
全焼家屋
二〇、三〇三戸
半焼家屋
四六二戸
投下弾
三、〇八一発
焼夷弾
七九、五五三発
砲弾(艦砲射撃)
二、〇〇〇発
飛来機 B29 
五五七機
     小型機
五〇〇機
被災地域
全市の七〇%
    


【裏下】

慰霊碑建設発起人及び委員名

(個人名)

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