殉国慰霊碑

基本情報

所在 阿豆佐味天神社
住所 東京都立川市砂川町4−1−1(JR立川駅より 立川バス「砂川四番 下車 徒歩2分)
建立者 砂川町
建立年 昭和34年3月31日
連絡先 阿豆佐味天神社 042−536−3215

※H26.11発行「平成26年度 全国の戦災の追悼施設・追悼式 追補版」より
(調査時期H26.6〜11月末)

施設の写真

碑文

【表】


殉国慰霊碑

【裏】

 第一次世界大戦から第二次世界大戦にわたり、
多くの町民が、私たちに別れを告げ、戦場へ赴き
ましたが、不幸にも、そのうちの少なからぬ方々
は、二度と私たちの間へ帰って来ませんでした。
ここに私たちは、この方々の名を刻んで、これを
久しく後代に伝え、併せて、その霊を慰めようと
するものであります。
 もとより、この方々が願ったのは祖国の勝利で
ありました。しかし、同時に、誰ひとり戰争を好
んでいたのではありません。ただ勝利の彼方に、
世界の平和と祖国の繁栄とを望みみていたのであ
ります。
 それゆえに、世界の平和と祖国の繁栄とは、さ
いわいに生き残った私たちにとって、帰らぬ方々
から託されたところの遺業であると申さねばなり
ません。今後、私たちは、誠実な協力を通じて遺
業を完成し、これによって犠牲者の霊を慰めて行
くことを誓うものであります。

戰没者芳名
(故人名)

説明板

殉国慰霊碑(じゅんこくいれいひ)


昭和三四年(一九五九)建立
巾 七尺五寸(2m30cm)
厚 一尺三寸(40cm)
高さ 二五尺 (7m65cm)


 仙台石の一枚岩で作られた市内最大
の石造物です。
 第一次世界大戦から第二次世界大戦
の、砂川における戦没者・戦災死者の
霊を慰めるため建立されたものです。
二八八柱の方々が祀られています。
 当時、あまりの大きさに、石を運ぶ
トレーラーやクレーンを、米軍横田基
地から借りた、という逸話が残ってい
ます。

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