タイトル「わたしがしらべた戦災 空襲があった街・長岡」
「長岡空襲ってなんだろう?」
○現在の長岡市
信濃川にかかる長生橋
テロップ「長岡市」
長岡市俯瞰。平和な市街地。
ナビゲーターの『かおるちゃん』が登場。
テロップ「ナビゲーター かおるちゃん」
「わたしが、住んでいる新潟県長岡市は、信濃川が南北に流れる、豊かな自然に囲まれた街。」
写真「長岡空襲被災写真」
長岡空襲の焼け跡を写した写真。がれきの向こうに焼け残った建物が見える。燃え落ちた電線と車。
テロップ「昭和20年(1945) 長岡」
かおるちゃんの声「60年以上前、この長岡の街は戦争で焼き尽くされてしまったんだって…」
○太平洋戦争
画面暗転
効果音「タイプライターの音」
テロップ「昭和16年(1941)12月8日 真珠湾攻撃」
写真「真珠湾攻撃により破壊される米軍基地(国立公文書館所蔵)」
爆撃で炎を上げる軍艦。炎上する軍艦「アリゾナ」。米軍機の編隊。
テロップ「太平洋戦争 昭和16年( 1941)-昭和20年(1945)」
テロップ「米国国立公文書館所蔵」
かおるちゃんの声「昭和16年からはじまった 太平洋戦争…。今では、信じられないけど、本当に、日本は、アメリカと戦争をしていたのね…。」
○大型戦略爆撃機B-29による空襲
写真「大型爆撃機B-29(国立公文書館所蔵)」
飛行する大型爆撃機B-29。
テロップ「大型戦略爆撃機 B-29 米国国立公文書館 所蔵」
かおるちゃんの声「大型爆撃機B-29…。」
図「東アジア地図。サイパン・ティニアン・グァムの米軍基地より 日本へのB-29飛行爆撃範囲が表示される」
テロップ「昭和20年(1945)アメリカ軍飛行爆撃範囲 サイパン/ティニアン/グァム」
かおるちゃんの声「戦争が終わる最後の年、昭和20年。このB29がグァムやサイパンのアメリカ軍基地から、日本各地に飛んできた…。」
写真「B-29の編隊が
資料映像「日本を爆撃するB-29(米国国立公文書館 資料映像)」
爆撃をするB-29。投下される
テロップ「米国国立公文書館所蔵」
テロップ「空襲」
かおるちゃんの声「B-29は、高い空から爆弾や
効果音「
資料映像「投下される
パイロットの指示により
テロップ「
テロップ「国立公文書館所蔵」
かおるちゃんの声「中でも【
写真「空襲で焼け野原になった東京(米国国立公文書館所蔵)」
テロップ「国立公文書館所蔵」
効果音「市内が燃える轟音」
かおるちゃんの声「そして、多くの街が焼け野原になった…。」
図「全国戦災地図 日本地図に空襲被災地が示される」
テロップ「空襲による主な被災地」
かおるちゃんの声「…全国でおよそ50万人もの人たちが犠牲になったと言われている…。」
新潟県長岡市の地図とかおるちゃん。
テロップ「新潟県 長岡市」
かおるちゃん「わたしは、自分が住んでいる長岡の空襲を調べることにした…。一体、どんなことがあったんだろう…。」
○長岡空襲とは
長岡まつり。お神輿を担いで練り歩く長岡の人々。
掛け声「セイヤ!セイヤ!」
浴衣姿のかおるちゃんが登場。
長岡まつり大花火大会。スターマインが長岡の夜空を彩る。
テロップ「長岡まつり大花火大会」
かおるちゃんの声「新潟県第二の都市、長岡の真夏の夜空を彩る花火大会…この花火大会は、もともと長岡空襲で犠牲になった人々の慰霊と、平和を願う意味を込めてはじめられたんだって。」
画面暗転
効果音「
CG「B-29の空襲〜
長岡市上空のB-29。胴体が開き
テロップ「昭和20年(1945)8月1日 長岡空襲」
かおるちゃんの声「昭和20年8月1日。125機の爆撃機が長岡を襲った。
CG「
CG「長岡の街が
家屋に突き刺さる子弾。師団から吹き出した炎が屋内に引火。市内が火の海となる。
テロップ「長岡市に投下された
かおるちゃんの声「午後10時30分から始まった空襲は、1時間40分にわたって続いたという…。16万3千発もの
写真「焼け野原になった長岡市」
炎のイメージからオーバーラップ、かなたまで焼け野原になった長岡市。
がれきの中で立ち尽くす人々。
テロップ「長岡市の空襲被災者 死者数1,482人 焼失戸数11,986戸数」
かおるちゃんの声「人々は、火の海の中を逃げ惑い、沢山の命が失わてしまった…」"
写真「焼け野原になった長岡市」
長岡市のがれきパノラマ。
テロップ「長岡の街は約80%が焼け野原になった」
かおるちゃん「一夜にして長岡の街は焼け野原となった」
○平成24年8月1日 戦災犠牲者のための慰霊行事
ろうそくの炎。長岡市
テロップ「平成24年(2012) 8月1日」
テロップ「
かおるちゃんの声「毎年、8月1日に、長岡空襲で犠牲になった人たちへの慰霊祭が開かれているんだ…。」
代表者の挨拶が読み上げられる。
テロップ「今日の長岡市の復興と繁栄は 戦災殉難者の方々の尊い犠牲の上に築かれたものであり 私たち長岡市民は このことを決して忘れてはなりません」
慰霊祭の音声「今日の長岡市の復興と繁栄は、戦災殉難者の方々の尊い犠牲の上に築かれたものであり、私たち長岡市民は このことを決して忘れてはなりません。」
かおるちゃんの声「…ここ、
テロップ「
長岡市仏教会による読経の中、参列者が
かおるちゃんの声「…
平和の森公園 非核平和都市宣言市民の集い
テロップ「平和の森公園」
平和像の前で約500人の参加者が祈りを捧げている。黙とう。献花。参加者たち。
かおるちゃんの声「平和の森公園…空襲の犠牲者の中には、280人余りの学童も含まれていた…。ここは、その子どもたちの霊を慰め、世界に向けて平和のメッセージを発信するためにつくられた」※出展(平和像のパンフレットより/戦災資料館の資料では280名余り、総務省ホームページでは約300名)
○長岡空襲の体験者たち
平和の森公園で空襲体験者の体験発表がはじまる。
当時被っていた防空頭巾を手に空襲体験を語る
テロップ「
防空頭巾を見せる中村さん。
テロップ「長岡空襲の時に身に着けていた防空頭巾」
かおるちゃんの声「当時、15歳だった
テロップ「本当の空襲にあった時には、これが空襲というものか、戦争というのは こんなことなのかということを改めて思いました」
空襲体験画「空襲体験画:
テロップ「画 那須高明」
テロップ「バーッと火の海になるんですよね そんなこと 想像もしていませんでした」
かおるちゃんが空襲当時を知る加沢ヨシさんにインタビューをする。
テロップ「加沢ヨシさん 長岡空襲を体験し 父を空襲で亡くした」
かおるちゃん「
加沢ヨシさんが当時目の当たりにした遺体の様子を語る。
テロップ「この(
加沢ヨシさんへのインタビュー
「この境内全体に真っ黒な焼死体人間が炭みたいになっているんですよね。本当に真っ黒になって 全部一面に転がって山になったりしているんです。もう 声が出なかったです。ここね この辺 神社の周りね。ここの境内の下のあたりに防空壕があった所に私が入れなかったんですけど 来て見たら、全部丸焼け そっくり 防空壕の中ね。」
空襲体験画「
テロップ「画 木村保夫」
かおるちゃんの声「
○チャプター1.エンディングイラスト
かおるちゃんの声「空襲を体験した人たちは、今も8月1日のことをハッキリと覚えている…。現在の長岡の街の姿からは想像しにくいけど、空襲で、街が焼け、多くの人が亡くなったんだ…。戦争って本当に恐ろしい…。」
「空襲を伝える」
○長岡戦災資料館
長岡市内 長岡戦災資料館の外観
テロップ「長岡戦災資料館」
かおるちゃんの声「長岡戦災資料館は、空襲のことを詳しく知ることができる場所だよ。」
長岡戦災資料館の展示物。
テロップ「焼け跡に残っていた
かおるちゃんの声「
○ボランティアスタッフの解説
資料館にかかる写真を見ながら解説をする鈴木孝さん。
テロップ「鈴木 孝さん 長岡空襲を体験した ボランティア・スタッフ」
かおるちゃんの声「ここでは長岡空襲を体験した方のお話を聞くこともできるの…。」
テロップ「情報が 当時は ぜんぜん無いんですよね。
鈴木孝さん「情報が 当時は ぜんぜん無いんですよね。
長岡空襲を記録した写真「空襲後、がれきとなった長岡の街」
テロップ「長岡空襲を記録した写真」
効果音「寂寥感のある風のような音」
かおるちゃんの声「空襲を受けた長岡の写真には、完全に破壊されてしまった街の様子が写されていた…」
長岡の焼け跡の模型(長岡戦災資料館所蔵)
テロップ「長岡の焼け跡の模型」
かおるちゃんが登場、焼け跡の模型を見る。
かおるちゃん「そして、当時の焼け跡を精巧に再現して作られた模型によって、空襲の激しさを知ることができる…」
○空襲体験画
空襲体験画「友達を亡くす」
長生橋の見える信濃川土手より空襲で怪我をした人々が描かれている。
テロップ「画 中村誠太郎」
かおるちゃんの声「長岡戦災資料館では、空襲を体験した人たちが描いた画も集めているんだ…。空襲の中で傷つき、真っ赤な血を流していた友だちのこと…。」
空襲体験画「長生橋が火の海」
テロップ「画 菅井喜好」
かおるちゃんの声「
空襲体験画「黒こげの遺体」
空襲の翌日に描いた長岡市内の焼け跡。3体の焼けた遺体が描かれている。
テロップ「画 山谷恒雄」
かおるちゃんの声「空襲の翌日、焼け跡に倒れていた、黒く、焼け焦げた遺体。」
○金子登美さんの空襲体験
金子登美さん 自身の描いた空襲体験画を持つ。
テロップ「金子 登美さん 当時11歳 長岡空襲で 父と姉を亡くした」
かおるちゃんの声「当時11歳だった金子登美さん…火の海の中をお母さんと逃げる様子を描いたんだって。」
金子登美さんへのインタビュー
空襲体験画「火の海からの脱出」
長岡空襲の中、母親に手を引かれて逃げる金子登美さんが描かれている。
テロップ「画 金子登美」
テロップ「母と私は 家族から はぐれて 逃げ回って 近くに川がありましたから 柿川というその川まで 最後の力を振り絞って走っていく その様子を描きました
コンクリートの塀ぎわに 大勢の人が焼け焦げて倒れていたり 大勢(の人が)亡くなっていますね。もう 空襲体験者が だんだん少なくなりますね このままにしていると 亡くなった人たちが忘れられてしまう かわいそうだと思いました 覚えていることを絵に描くというのはね 当時のことを もう一回なぞるような気がして とても 恥ずかしいんですけど 涙を拭きながら この絵を描いた覚えがあります」
金子登美さん「母と私は 家族から はぐれて逃げ回って、近くに川がありましたから 柿川というその川まで 最後の力を振り絞って 走っていく その様子を描きました。
コンクリートの塀ぎわに 大勢の人が焼け焦げて倒れていたり 大勢亡くなっていますね。もう 空襲体験者が だんだん少なくなりますね。このままにしていると 亡くなった人たちが忘れられてしまう かわいそうだと思いました。覚えていることを絵に描くというのはね、当時のことを もう一回なぞるような気がして、とても 恥ずかしいんですけど、涙を拭きながら この絵を描いた覚えがあります。」
○
空襲体験画。 鉛筆画にて地面に空いた巨大なクレーターが描かれている。
テロップ「画 今井雄介」
かおるちゃんが登場。絵を見る。
かおるちゃん「空襲体験を描いた絵の中に、不思議な大きな穴の絵を見つけた。…これはいったい何だろう…。」
左近町の土手、
テロップ「
かおるちゃんの声「長岡市
かおるちゃんの声「
CG「
黒背景に黄色く巨大な
テロップ「
かおるちゃんの声「アメリカ軍が、訓練のために、形や重さを原子爆弾そっくりに作ったものが“
CG「B-29飛来」
B-29が左近町上空に飛来する。
テロップ「7月20日 午前8時13分」
かおるちゃんの声「長岡空襲があった8月1日から12日前の7月20日、午前8時13分…。」
CG「
B-29の胴体下が開き
効果音「
かおるちゃんの声「B29が
空襲体験画「
テロップ「
かおるちゃんの声「不思議な大きな穴の絵は、“
○
碑に頭をつけるようにして祈りを献げる今井サミさん。
テロップ「今井 サミさん
かおるちゃんの声「今井サミさんは、毎年、7月20日なると、この場所を訪れ、爆弾で命を失った弟たちのために祈り続けているんだ…。」
かおるちゃんの声「
仏壇の前の今井サミさん。
今井サミさんへのインタビュー。
テロップ「ガラン ガラン ガランとひどい音がしてね (
今井サミさん「ガラン ガラン ガランとひどい音がしてね。(
写真「弟 横山
テロップ「三男 横山
テロップ「
今井サミさん「
写真「弟 横山
テロップ「長男 横山
テロップ「
今井サミさん「
○かおるちゃんの回想
絵画を手に空襲体験を語る金子登美さん。碑に祈りを献げる今井サミさん。
かおるちゃんの声「涙ながらに空襲体験の絵を描いた金子さんや“
○チャプター2のエンディングイラスト
金子登美さんの空襲体験、今井サミさんと
かおるちゃんの声「それぞれ、空襲の体験を伝えることができるのは自分たちの世代しかいないという思いから、2つの長岡空襲を語ってくれました。戦争による悲しみは、決して消えることはないんだ…。」
「平和の想いをつなごう」
○ながおか平和フォーラム
シティホールプラザ アオーレ長岡 外観
ホール内 ながおか平和フォーラム開催の様子
テロップ「シティホールプラザ アオーレ長岡」
テロップ「平成24年(2012) 8月1日 ながおか平和フォーラム(長岡市などが主催)」
大勢の長岡市民が来場している。
ステージにて長岡市立南中学校の生徒挨拶。
かおるちゃんの声「8月1日、”ながおか平和フォーラム”が開催されたよ。ここでは長岡市立南中学校の生徒による平和演劇が映像で紹介された…」
○長岡市立南中学校生徒による平和演劇DVDの上映
南中学校の生徒が企画・制作した平和演劇DVDが上映される。
テロップ「長岡市立南中学校生徒による平和演劇DVD上映」
南中学校生徒
「これより南中学校3学年 平和学習発表会 平和の心を未来へ 8月1日を忘れない の上映をはじめます」
○画面暗転
テロップ「平和の心を未来へ 8月1日を忘れない」
開戦から空襲、復興までを生徒が演じた平和演劇ダイジェスト(長岡市立南中学校 制作)
テロップ「長岡市立南中学校 DVD 平和の心を未来へ 8月1日を忘れない」
スクリーンに映し出された平和演劇DVDを見る大勢の長岡市民たち。
かおるちゃん登場、平和演劇の解説をする。
かおるちゃんの声「1年間にわたり、長岡空襲について調べ、平和学習を進めてきた南中学校の3年生。自分たちができることは何かをみんなで考えたんだ…。」
戦災を再現した演劇を披露する中学生たち。
かおるちゃんの声「そして、開戦から長岡空襲、復興の花火までを再現した劇を作り上げた…。」
中学生による七里アイさんの取材映像(長岡市立南中学校 制作)
かおるちゃんの声「映像の中では、空襲で1歳半の長女を亡くした七里アイさんの体験も取り上げている…。」
テロップ「故七里 アイさん(3月15日逝去)長岡空襲で背負っていた1歳半の長女を亡くした」
七里アイさんへのインタビュー
七里アイさんの音声
「意識が無かったね。お乳を飲めば、目を開いてくれるかなと思って、一生懸命こうやったけども、こうやったっきり動かなかったけども、それでも最後に、一口か、半口かな、やっぱり、ちょっと吸い付いたように感じたけど、それっきりでしたね。」
写真「七里アイさんの長女」
テロップ「昭和二十年八月一日午後十一時 死亡 享年二歳」
○平和の想いを次の世代へ
平和演劇DVD上映終了後のホール内
南中学校生徒たちが戦災体験者 金子登美さんと
かおるちゃんの声「空襲体験者の想いは、中学生のみんなにシッカリと伝わっていたようです…。」
南中学校生徒の「平和演劇DVD」を鑑賞後の
テロップ「
南中学校生徒の「平和演劇DVD」を鑑賞後の金子登美さん
テロップ「金子 登美さん 当時11歳で空襲を体験し 父と姉を亡くした」
金子登美さん「まあ、あと何年、私がお話できるが分からないけど、嬉しいものです、受け止めてくれたなあと思って…」
「平和演劇DVD」映像。戦災体験者を演じる生徒Aさん
かおるちゃん「中学生のみんなは、長岡の戦災を調べ、演劇にすることでどんなことを感じたんだろう?」
生徒Aさん(金子登美さんを演じた)コメント
テロップ「平和の大切さ 本当に絶対戦争はやっちゃいけないということを(後輩にも)学んでほしい…」
生徒Aさん「平和の大切さとか本当にもう絶対戦争はやっちゃいけないんだよ、ということとかを(後輩たちに)学んでほしいと思います…。」
生徒Bさんコメント
テロップ「(戦災を)資料で調べるとか 文字を読むことは誰でもできると思うんですけど(戦災を)当事者に聞くことで 絶対に大きく感じるものが違ってくる 聞くことは大切です」
生徒Bさん「資料で調べるとか、文字を読むっていうことは、誰でもできると思うんですけど、話を聞くとか、当事者に聞くっていうのは、同じことでも、絶対に大きく感じるものが違ってくると思うんで、聞くっていうことは大切だなと思いました…。」
生徒Cさん(七里アイさんを演じた)コメント
テロップ「戦争(戦災)体験者が少なくなってきていることは知っていたんですけど 本当に少なくなっていることが 改めて感じられて “自分が伝えなきゃ”って思って 責任が よけい感じられました 」
生徒Cさん「戦争体験者が少なくなってきているっていうのは、知っていたんですけど、やっぱり、それが身近で起こると、本当に少なくなっているんだなということが、すごい改めて感じられて、自分が伝えなきゃって思って、責任っていうのが、余計感じられました。」
七里アイさんの取材映像(インタビューの間に挿入)
テロップ「※聞き取りをし 役を演じた七里アイさんは劇の完成を見ることなく 87歳で亡くなった」
○
長岡市内を流れる
テロップ「
きらめく水面を背景にトンボが飛ぶ。
七里アイさんが被災した近くに建てられた慰霊碑。
テロップ「
かおるちゃんの声「空襲の中、七里さんが幼い娘を背負って逃げた
夕日に反射する
川のきらめきからオーバーラップして夜の灯篭流しへ
平成24年8月1日
テロップ「
「長岡空襲殉難者慰霊」と書かれた大きな灯篭が慰霊の鐘の音とともに流れてゆく。
子どもたちの灯篭に灯がともされる。
浴衣姿の子どもたちが一斉に灯篭を川面に浮かべる。
かおるちゃんの声「戦災で亡くなった人々に対する慰霊の想いと平和への誓いを願い、昭和59年から行われるようになった
水面を流れてゆく灯篭たち。『恒久平和への願い』と書かれた灯籠。
かおるちゃんの声「平和へのメッセージを書き込んだ灯籠が川面を照らし、ゆっくりと流れていく…。」
○慰霊の花火(
市内寺院
テロップ「8月1日 午後10時30分」
鐘楼の向こうに白一色の花火が打ち上がる。
同時に慰霊のための梵鐘が打ち鳴らされる。
テロップ「慰霊の花火
かおるちゃんの声「毎年、8月1日、空襲の始まった夜10時30分。白一色の花火が3発打上げられている…。」
梵鐘の音が響く。
かおるちゃんの声「この花火と鐘の音は、空襲で犠牲になった人たちを想い、平和の大切さを訴えているんだ…」
写真「焼け野原になった長岡市街地」
がれきとなった長岡市パノラマ
かおるちゃんの声「空襲で多くの命を失い、破壊されてしまった長岡…」
現在の長岡市の風景。
長岡市全景。駅前。親子連れの幸せな様子。
かおるちゃんの声「長岡は、戦後、花火を打ち上げることで市民の心が一つになり、復興を成し遂げることができたんだね…。」
今回取材した戦災体験者の皆さんを静止画でコラージュする。
テロップ「戦争の悲惨さを伝える空襲体験者」
かおるちゃんの声「長岡には、戦争の悲劇を繰り返さないために、語り伝える人がいる…」
長岡市立南中学校生徒たちを静止画でコラージュする。
テロップ「空襲体験者の声を聴き平和の心を伝えていく若者」
かおるちゃんの声「そして、平和への想いを未来につなげるみんながいる…。」"
○チャプター3エンディング
長生橋の夕日とかおるちゃん
かおるちゃん「これからもずっと、わたしの大好きな長岡が平和な街でありますように…。」
○主な取材先
かおるちゃん「自分の街であった空襲を、みんなも調べてみよう!」
写真「長岡戦災資料館」
テロップ「長岡戦災資料館 長岡市城内町2-6-17 森山ビルTEL:0258-36-3269 FAX: 0258-36-3335 」
写真「
テロップ「
写真「
テロップ「
写真「平和像」
テロップ「平和像 平和の森公園 長岡市本町3」
写真「
テロップ「
写真「
テロップ「
テロップ「長岡市柳原町 慰霊の花火
梵鐘…午前8時・午後10時30分 長岡まつり協議会事務局 (観光課内)TEL 0258-39-2221]
写真「DVD 平和の心を未来へ 8月1日を忘れない」
テロップ「DVD 平和の心を未来へ 8月1日を忘れない」
テロップ「平和の語り部プロジェクト 長岡市立南中学校 3学年平和演劇発表会 ※長岡戦災資料館にて視聴できます」
○クレジット
協力
(順不同・敬称略)
長岡市
長岡戦災資料館
長岡市郷土史料館
平潟神社
昌福寺
長岡市立南中学校
今井サミ
加沢ヨシ
金子登美
鈴木 孝
中村 幸
七里アイ(故人)
星貴(長岡空襲CG提供)
NHK
総務省 委託
企画・制作 株式会社 NHKグローバルメディアサービス