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用語集 -戦時中の生活等を知るための用語集- ま行

ま行

無差別爆撃(むさべつばくげき)

はじめのころ、空襲をうけたのは兵器をつくる工場が中心でした。ところが〔昭和20年3月10日(1945年)〕の東京大空襲を境に、ねらった町を焼きつくす無差別な攻撃に変わりました。工場があるなしにかかわらず、人がたくさん住んでいるというだけの理由で空襲されるようになったのです。
大きな町は次々と無差別爆弾をうけて焼け野原となり、お年寄りや女の人、そして子どもたちがたくさん死にました。

メンコ(めんこ)

人気力士や勇ましい武将など、子どもたちのヒーローが厚紙に描かれたメンコは、当時の男の子にとって宝物でした。地域によっては、「パッチン」、「ベッタン」と呼ばれ、かたちは丸いものと長方形のものがありました。
数人でメンコを地面に打ちつけて、相手の札を裏返したり、その下に入れた子が勝ちになる遊び方をしました。勝つと相手の札をもらえたので強い子のポケットはいつもメンコでふくらんでいたものです。

模型飛行機(もけいひこうき)

〔昭和17年9月(1942年)〕から模型飛行機づくりは学校の授業にとり入れられました。飛行大会が各地で盛んに行われた記録が残っています。つばさのかたちや大きさばかりでなく、その角度やそりぐあいがよく飛ぶかどうかのポイントでした。
模型飛行機づくりは軍国教育のひとつでもありました。子どもたちに飛行機のしくみを教えるとともに、少年飛行兵になるあこがれをかき立てる役割もはたしていたのです。


戦時中の生活の様子等を小学生などにも理解しやすいように旧(社)日本戦災遺族会の協力の下に用語として編集しました。

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