これは、事例4の講演資料、表紙から12ページまでをテキスト化したものです。

(表紙:1ページ)
障害者のICTを活用した社会参加推進セミナー
ICTによるテレコミュニケーションの活性化
 聴覚・言語障害者にも暮らしやすい社会を目指して
NPO法人コミュニケーション支援センター 細川 正嗣

(2ページ)
○はじめに
・聴覚・言語障害について
・手話について

(3ページ)
○聴覚・言語障害と電話
・電話=FAX?
・電話=Eメール?
・電話=チャット?
・電話の世界

(4ページ)
○アメリカのTTYについて
1960年代に聴覚障害者の科学者が作った
タイプライターとモデムを一体化にし、電話信号を発受信するもの
電話回線RJ-11に接続または、受話器をカップリングに置くことで可能
アメリカでは、公衆網にもTTYを設置している
電話リレーサービスとしても活躍

(5ページ)
○沿革
・1994年 非営利団体として創設。
・1995年 インターネットの商用利用の開始に伴い、マルチメディアを使った支援手法を構築。また、クリエイター養成校デジタルハリウッドと共同で聴覚障害者向けのクリエイターセミナーを日本で初めて開催。
・1997年 NTTパーソナル(PHS)と連携で日本で初めて登場した
携帯メール機能を活用した通信コミュニケーションを広げる。
現在の携帯メールのスタイルがこのごろに確立。
・1999年 都内のろう学校に、ICTを活用した授業支援を開始。
・2002年 NPO法人化。
TV電話リレーサービスの可能性を模索するために実験検証開始。
・2006年 聴覚障害児たちに携帯電話教室を開催。プロ野球観戦のテーマで学習支援を構築。

(6ページ)
○TV電話リレーサービスの概要
・リレーサービスを使って、聴者と容易に会話するのが可能
・手話を使うため、文字でのやりとりよりも早く、利用シーンを広げる
・アメリカでもTTYのほか、TVによるリレーサービスも実施している

(7ページ)
○サービスの特徴
・携帯電話を使うため、どこでも持ち歩くことができる
・簡単な操作なので、すばやくセンターとアクセスできる
・音声電話と同じように双方向性を維持しながらの通信ができる

(8ページ)
○サービスの成果
・電話網システムの活用を広げ、サービスの充実が実現できたこと。
・聴覚・言語障害者の社会参加に応える手段が確立された。
・当団体内でTVによる会話時間と文字チャットによる方式と比べ、2分の1に軽減し、迅速に実現できた。

(9ページ)
○サービスの問題点
・プライバシー保護について
・費用上の問題点
・その他

10ページ)

今後の展開
・日本版のTTY
・パブリックアクセスポイントの必要性
・その他

11ページ)
○おわりに
聴覚・言語障害者の電話ニーズに対応できる業務知識とノウハウとともに、安心して暮らせる社会を実現できるように引き続いて貢献してまいります。

12ページ)
ご静聴ありがとうございました。
NPO法人コミュニケーション支援センター

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