最終更新日
平成23年4月19日

携帯電話の番号ポータビリティ



諸外国の番号ポータビリティに関する動向について


1 諸外国における番号ポータビリティ導入時期
  携帯(MNP 固定(LNP
導入時期 主要事業者数
(導入当時)
導入時期 主要事業者数
(導入当時)
日本2006年10月 3 2001年5月 3
イギリス 1999年1月 4 1997年 4
フランス 2003年6月 3 1998年 3
ドイツ 2002年11月 4 1998年 3
アメリカ 2003年11月
(主要都市)
2004年5月
(その他地域)
4 1997年8月
2007年11月
(相互接続するVoIP事業者を追加)
3
韓国 2004年1月
(SKT→他社)
2004年7月
(KTF→他社)
2005年1月
(LGT→他社)
3 2003年6月
(一部地域)
2004年7月
(その他地域)
2008年10月
VoIP事業者)
4
香港 1999年3月 6 1995年7月 不明
台湾 2005年10月 6 2003年1月 4


2 諸外国における番号ポータビリティ実装方式
  携帯(MNP 固定(LNP
ルーティング方式 データベース方式 ルーティング方式 データベース方式
日本 固定網発:OR方式
移動網発:CD方式
個別DB方式
(自社データ保有型)
CD方式 個別DB方式
(自社データ保有型)
イギリス OR方式
ACQ方式検討
個別DB方式
(自社データ保有型)

共通DB方式検討
OR方式 個別DB方式
(自社データ保有型)

共通DB方式検討
フランス OR方式のみ
OR方式又はACQ方式
個別DB
共通DB方式へ移行
運営:GIE EGP(携帯電話事業者出資)
監視:電子通信・郵便監督庁(ARCEP)
構築費用:大手携帯電話事業者負担
運営費用:DB利用事業者
OR方式又はACQ方式 個別DB方式
(全社データ保有型)

共通DB方式へ移行
ドイツ ACQ方式 共通DB方式
運営:T-systems(ドイツテレコム子会社
構築費用:携帯電話事業者負担
運営費用:DB利用事業者
OR方式又はQoR 方式 個別DB方式
(全社データ保有型)

共通DB方式検討
アメリカ ACQ方式 共通DB方式
運営:NeuStar.inc(民間企業)
管理:NPAC(番号ポータビリティ管理センター)
ACQ方式 共通DB方式
運営:NeuStar.inc(民間企業)
管理:NPAC(番号ポータビリティ管理センター)
韓国 QoR 方式
ACQ方式検討
共通DB方式
運営:KTOA(通信事業者出資)
監視:KCC(韓国規制官庁)
OR方式 個別DB方式
(自社データ保有型)
香港 Database Lookup方式 個別DB方式
(自社データ保有型)
不明 個別DB方式
(自社データ保有型)
台湾 ACQ方式 共通DB方式
運営:台湾電信総局の外郭団体(TTC)
監視:台湾電信総局(NCC)
不明 不明


3 諸外国における番号ポータビリティの手続き方法
  携帯(MNP 固定(LNP
移転手続き 手続き日数 利用者負担 移転手続き 手続き日数
日本 ドナー型 30分〜1時間 2,100円 レシピエント型 NA
イギリス ドナー型
レシピエント型検討
3,4週間
⇒1週間
⇒1日
最高30ポンド
(日本円にして約4,000円)
レシピエント型 4日〜25日
フランス ドナー型
レシピエント型へ移行
2ヵ月前後
⇒10日間(平均7日間)
15ユーロ
⇒無料
レシピエント型 10日間(平均4日間)
ドイツ ドナー型
レシピエント型へ移行
加入者がオンタイムな番号移行を要請した場合は0日、それ以外は3日(ただし、規制官庁の規制対象ではない) 平均約26ユーロ
(日本円にして平均約2,700円)
レシピエント型 加入者がオンタイムな番号移行を要請した場合は0日、それ以外は3日(ただし、規制官庁の規制対象ではない)
アメリカ レシピエント型 1〜4日
⇒2時間半(1営業日以内)
月額最高1.75ドル+手数料
(日本円にして月約140円)
レシピエント型 4営業日
⇒1営業日
韓国 レシピエント型 30〜60分
⇒5〜30分
1,100ウォン
⇒800ウォン
(日本円にして約50円)
レシピエント型 3〜4日間程度
香港 レシピエント型 1〜2日 無料
⇒40香港ドル
(日本円にして約400円)
不明 不明
台湾 レシピエント型 4営業日
⇒2営業日
240台湾ドル
(日本円にして約250円)
不明 不明
※以下の為替レートをもとに算出。132円/ポンド、111円/ユーロ、82円/米ドル、0.07円/ウォン、10.5円/香港ドル、2.8円/台湾ドル(2011年2月6日時点




出典:平成22年度総務省「将来の番号ポータビリティに関する調査研究」による







  1. MNP
    Mobile Number Portabilityの略で、携帯電話の番号ポータビリティを示す

  2. LNP
    Local Number Portabilityの略で、固定電話の番号ポータビリティを示す

  3. VoIP
    Voice over Internet Protocolの略で、インターネット上の音声通信を示す

  4. OR(Onward Routing)方式
    移転元事業者のネットワークまで回線を設定し、移転元事業者のネットワークにおいて着信者が移転していることを識別する。移転元事業者が移転先の情報をデータベース(移転元事業者が保有)に問い合わせて、移転先事業者のネットワークまで呼の転送を行うこととして、移転元事業者のネットワークから回線を延長して設定する。
    1. 移転元網へ接続
    2. NPを認識し、DBに問合せルーティング番号を取得
    3. 移転先網へルーティング
    4. 着信接続
      OR(Onward Routing)方式

  5. CD(Call Dropback)方式
    移転元事業者のネットワークまで回線を設定し、移転元事業者のネットワークにおいて着信者が移転していることを識別する。移転元事業者が移転先の情報をデータベース(移転元事業者が保有)に問い合わせて、この呼の信号メッセージに基づき設定された回線を途中まで遡って開放し、途中から移転先事業者まで回線を設定する。
    1. 移転元網へ接続
    2. NPを認識し、ルーティング番号を取得
    3. 発信元網にドロップバック
    4. 移転先網に接続
    5. 着信接続
      CD(Call Dropback)方式

  6. ACQ(All Call Query)方式
    発信事業者(発信者が収容されている事業者)のネットワークにおいて、(少なくとも番号ポータビリティにより移転している呼について)着信先の情報をデータベースに問い合わせて、移転先事業者まで回線を設定する。
    1. 全ての発信をDBに問合せ、NPの場合はルーティング番号を取得
    2. 移転先網へルーティング
    3. 着信接続
      ACQ(All Call Query)方式


  7. QoR(Query on Release)方式
     移転元事業者のネットワークまで回線を設定し、移転元事業者のネットワークにおいて着信者が移転していることを識別する。移転元事業者の前段に位置する中継事業者のネットワークまで遡って回線を開放し、中継事業者が移転先の情報をデータベースに問い合わせて、移転先事業者まで回線を設定する。
    1. 移転元網へ接続
    2. NPを発信元網に通知
    3. DBに問合せ、ルーティング番号を取得
    4. 移転先網へルーティング
    5. 着信接続
      QoR(Query on Release)方式

  8. Database Lookup方式
    固定通信事業者のデータベースに検索(look-up)する方式。香港では、各移動体通信網の相互接続は、固定通信事業者の相互接続ゲートウェイ上で実現しているため、固定通信事業者各社が番号情報を有している。そのため、ポータビリティにより移転した番号情報を固定通信事業者のデータベースに追加し、固定事業者がポータビリティの番号に関する照会時の検索サービスを提供する個別データベース方式が採用されている。移動体通信事業者がデータベースを構築する場合もあるが、PCCW-HKT(旧:香港テレコム)社が番号情報の主要部分を管理しているため、実質的には同社の番号データベースを通じてlook-up サービスが提供されている。

  9. 個別DB(データベース)(自社データ保有型)
    事業者間の共通のデータベースは設置せずに、事業者ごとに番号ポータビリティDBを保有し、番号ポータビリティ情報を管理する方式。
    個別DB(データベース)(自社データ保有型)

  10. 個別DB(データベース)(全社データ保有型)
    事業者間の共通のデータベースは設置しないが、事業者間で番号ポータビリティ情報の受け渡しを直接行い、各事業者の保有する番号ポータビリティDBを最新化する方式。
    個別DB(データベース)(全社データ保有型)

  11. 共通DB(データベース)方式
    事業者間の共通のセンターデータベース(CDB)を設置し、ポーティングされた番号を蓄積し一元管理する方式。
    共通DB(データベース)方式

  12. ドナー型
    電話番号移転元事業者(ドナー)に番号ポータビリティの申込みを行った後、移転先事業者(レシピエント)に申込みを行う手続き方法、移転元事業者主導型とも言う
    日本における、携帯電話の番号ポータビリティ手続もドナー型ではあるが、webサイトやコールセンターにて申込みが可能なため、直接受付店にいく必要はない。
    ドナー型
    ※ドナー主導でもドナーへ申し込むだけで手続きが済むパターンもある。

  13. レシピエント型
    移転先事業者(レシピエント)のみにて番号ポータビリティの申込みを行う手続き方法、移転先事業者主導型とも言う
    レシピエント型



携帯電話の番号ポータビリティに関する問い合わせ

 

 

携帯電話の番号ポータビリティ全般についての問い合わせ

 

総務省総合通信基盤局電気通信事業部電気通信技術システム課番号企画室

 

E-mail bango@soumu.go.jp

 

電話 03−5253−5859(直通)
(受付時間 平日9時30分〜12時、13時〜18時30分 )

 

個別サービスについての問い合わせ

 

NTTドコモ】

 

ドコモの携帯電話から: 151(受付時間 9時〜20時 )

一般電話等から: 0120−800−000(受付時間 9時〜20時 )
 

 

【KDDI、沖縄セルラー】

 

au携帯電話から: 157(受付時間 9時〜20時 )

一般電話等から: 0077−7−111(受付時間 9時〜20時 )
 

 

【ソフトバンクモバイル】

 

ソフトバンクモバイルの携帯電話から: *5533(受付時間 9時〜20時)

一般電話等から: 0800−100−5533(受付時間 9時〜20時)

 


【イー・モバイル】

 

イー・モバイルの携帯電話から: 157(受付時間 9時〜21時)

一般の電話等から: 0120−736−157(受付時間 9時〜21時)
 

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