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IPv6によるインターネット利用高度化に関する研究会第9回会合議事概要

日時

平成22年3月3日(水) 14:00〜15:30

場所

総務省 8階 第1特別会議室

出席者(敬称略)

(1) 座長
齊藤忠夫(東京大学)
(2) 構成員
荒野高志(社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター)、井筒郁夫(社団法人電気通信事業者協会)、江ア浩(東京大学)、熊田和仁(財団法人日本データ通信協会)、高橋徹(代理:佐藤氏)(財団法人インターネット協会)、立石聡明(社団法人日本インターネットプロバイダー協会)、中村正孝(日本ケーブルラボ)、松村敏弘(東京大学)、吉田清司(代理:寺田氏)(財団法人電気通信端末機器審査協会)
(3) 総務省
桜井総合通信基盤局長、福岡電気通信事業部長、山田総合通信基盤局総務課長、長塩データ通信課長、中沢データ通信課企画官、武馬データ通信課課長補佐

議題

  1. パブリックコメントの結果について
  2. 取りまとめ(案)について
  3. ISPのIPv4アドレス在庫枯渇対応に関する情報開示ガイドライン(案)について
  4. WGの設置について
  5. その他

議事要旨

・資料9-1〜資料9-3について説明。
○取りまとめ(案)にある「ISPのIPv4アドレス在庫枯渇対応に関する情報開示ガイドライン(仮称)」については、構成員の皆様からは、特段意見がないことから、賛成ということとしたい。本ガイドラインは、IPv4とIPv6の共存期間に、ユーザーに影響が出ないようにするためのものという位置付けだと思う。
○ガイドラインについては、実際に出してみないと事業者がどのように対応するかなど、分からないところも多いだろう。事業者をしばってしまうことがないようにしたい。
○ユーザーが、理解してくれるものであれば良いと思う。

・資料9-4について説明。
○ユーザーが、ISPの状況を判断するためのものになると良いだろう。ISPに対する規制ではなく、ユーザーにとって有益なものになるようにしたいと思う。



・資料9-5について説明。
○電気が余っている時間に、機器を動作させるような制御技術が出てくると考えられる。色々な機器をインターネットに接続しておくことが、実現への一つの方法であり、研究しておく必要があるだろう。その際、個人情報を保護するための制度の検討も必要である。WGでは、IPv6を使ったときの課題やメリットを上げられると良いだろう。
○WGで必要な議論は、相互接続性、技術仕様、セキュリティ、産業構造の在り方など、多岐に渡るだろう。更に、無線の問題も入ってくると思う。
○アメリカの例が取り上げられることが多いが、日本でも色々な取組が実施されている。まずは現時点での課題を整理する必要があるのではないか。また、今回の資料では、サービスイメージがモデルA、B、Cと分けられているが、現在議論されているのは、これらが統合されたものだと思う。スマートグリッド関連の人が見ると違和感があるかもしれないので、うまく説明する必要があるだろう。
○スマートグリッドは、これまでになかったカテゴリーのものである。家庭で電気を作るということはこれまではなかった。サービスイメージはモデルAからCへと段々広がっていくイメージではないか。現実には、A、B、Cが統合しているかもしれないが、どう実現するかについては、ある部分を切り出して実験によって検証することになるかもしれない。それにより、何が分かると良いかということを整理できると良いだろう。
○アメリカでは、NIST(国立標準技術研究所)が、うまく分野の切り分けをしていると思う。IPに関しては、インターネットの適用範囲をどこまでにするかという視点で議論が始まっているようだ。また、モデルAについては、日本ではあまりメジャーではないのではないか。
○モデルについては、分かりやすいように整理しておいて欲しい。

【その他】
○次回の開催日時については別途改めて連絡する旨を連絡。

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