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資料4−8


公共分野におけるアクセシビリティの確保に関する研究会
第3回 議事要旨


【日時】平成17年1月27日(木)10時05分〜12時20分
【場所】総務省第3特別会議室
【出席者】
  (研 究会構成員)
市川座長、石川構成員、梅垣構成員、岡本構成員、加藤(公)構成員、加藤(均)構成員、小林構成員、近藤構成員(代理:塚田氏)、斉藤構成員(代理:島田氏)、島田構成員、関根構成員、福田構成員、吉永構成員、渡辺(隆)構成員、渡辺(洋)構成員
(オ ブザーバー:関係省庁)
行政管理局 竹之内副管理官、厚生労働省 田村室長補佐(代理の者が出席)、
経済産業省 祝谷課長補佐(代理の者が出席)
(オ ブザーバー:関係団体)
ビジネス機械・情報システム産業協会(JBMIA)、地方自治情報センター(LASDEC)、日本規格協会情報技術標準化研究センター(JSA INSTAC)、電子情報技術産業協会(JEITA)
(総 務省)鈴木政策統括官、松井官房審議官、飯島情報通信利用促進課長、有馬課長補佐 他
(ゲ ストスピーカー)
  戸田市SOHOデジタル事業協同組合 理事長 山中邦久氏

【議事】
  開会
  配付資料確認等
  議題
(1)Webシステムのアクセシビリティ確保に必要なアプローチについて
 ※ NTTデータ島田氏によるプレゼンテーションの後、意見交換
(議事概要)
・  Webシステムの構築では、様々な要件が重なるため、アクセシビリティ要件が、他の要件とどこでバッティングするかを検証し、その担当者と(例えばセキュリティ要件であれば、セキュリティ側の担当者と)相談することが必要である。
Webシステムは様々なシステムの集合体なので、バックエンドのシステムを開発するSEやプログラマー等もアクセシビリティの意識を共有する必要がある。
Webシステムは、いろいろなものが連携して動いているので、プログラマー向けという観点と、利用者に接する部分のサービスのアクセシビリティという観点でのガイドラインが必要ではないか。
音声読み上げソフトは、HTMLソースが構造化されていれてさえいれば、読み飛ばし機能などが利用できる。支援技術側の力量はコンテンツの技術との相互関係によって変わる。
各読み上げソフトの能力を、中立的に評価した情報を共有することが必要である。
すべて現場の人に深い知識を持たせるのは無理なので、本研究会では段階的に、最初は簡単に理解できるチェックシートを、その次により深いものを用意するのがよいのではないか。

(2)利用者参加の在り方について
 ※ 山中氏によるプレゼンテーションの後、意見交換
(議事概要)
・  SOHOというやり方は、本研究会の一つの方向、モデルにもなっていくと思う。

(3)今後の議論の方向性について
 ※ 事務局から、資料3-3に基づいて説明
(議事概要)
・  アクセシビリティを継続して確保するためには、地場のリソースを活用する必要があり、本研究会の成果も、県庁や市役所だけでなく協議会等も視野に入れるべきである。
各地方公共団体が電子自治体の中で基本方針を決めて動いているので、管理基準等の中に、庁内の規範的なガイドラインのモデルが提示されるとよい。
推進体制と責任者を定めるのは非常に重要であり、それにより強力にアクセシビリティの確保が推進されることが望ましい。

(4)地方公共団体におけるウェブサイトの企画・運用等に関するアンケート(案)について
 ※ 事務局から、資料3-4に基づいて説明
(議事概要)
・  ウェブアクセシビリティ向上のために障害者・高齢者や第三者の専門家が参加する仕組みを持つ地方公共体では、アクセシビリティへの取組が進んでいるか知りたい。
小規模な地方公共団体では、情報システム主管部署、ウェブアクセシビリティ主管部署、ウェブサイト管理部署が異なる場合が多いと思われるので、その状況が把握できるようにしたい。
職員のレベルアップや人材教育についても聞いてはどうか。
手順どおりに業務を行っているか、担当者とは別に組織として監督者を置いているかを確認する必要がある。
アンケートの冒頭に回答に必要となる標準的な所要時間を入れるとよい。

  その他
  次回研究会は、平成17年3月30日(水)、午前10時より12時まで総務省第1会議室において開催予定。

  閉会

以上



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