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障害者のIT利活用支援の在り方に関する研究会
第7回 議事要旨


【日時】平成17年7月28日(木) 13時30分〜1520

【場所】総務省5階 第4特別会議室

【出席者】
  1. 研究会構成員
    高橋座長、石川構成員(代理 彦根氏)、伊部構成員、犬塚構成員、梅垣構成員、小畑構成員、古畑構成員、関構成員、田代構成員、長友構成員(代理 緒方氏)、松尾構成員、望月構成員、吉永構成員(代理 飯塚氏)
  2. オブザーバー
    厚生労働省 田村補佐(代理)、厚生労働省 平川補佐(代理)、厚生労働省 片木補佐、経済産業省 渡辺補佐
  3. 事務局
    総務省 清水政策統括官、松井官房審議官、飯島課長、有馬課長補佐 ほか
【議事内容】
  1. 開会
  2. 議事概要
    (1)報告書案について
    障害者のIT利活用支援の在り方に関する研究会報告書(案)について、事務局から、資料7−1及び7−2に基づき説明。
    (主な意見等は以下のとおり)
    • 技術を使いこなして必要な人に届けるためにはどうすればよいのかについて、初めて体系的に展開したことになると思われるので、そのあたりがこの報告書の読みどころだと思う。一方、行政側の政策担当者にとっては、従来型の手法をあえて超えているため、困難な内容だろう。ただ、少なくとも読み手には、利用者本位とするために本気で考えているらしいと伝わるのではないか。
    • 現状の問題点のまとめ方などは、実際にパソコンボランティアの活動をしている者の目から見ても非常に的確でよい対応になっている。また、全体的にも素晴らしい内容の報告書になっていると思う。
    • 本研究会では「障害者」について、身体障害、知的障害を含めたものと承っているが、報告書のなかで精神障害についても読み取れるような表現にしてはどうか。精神障害についても障害者理解が大切であり、共通する部分もたくさんあるものと思うので、記載を工夫して含まれるようにしてほしい。
    • 例えば、3年後に同じメンバーもしくは半分メンバーを変えて本研究会の提案内容を検証するための研究会を開催してはどうか。その際に提案内容が実現されているか、あるいは実現されていない場合には、その問題点が報告内容にあったのか、現場の問題なのかなどを検証し、しっかりと実現に結びつけていくことが重要だと思う。
    • 報告書の最後の「IT支援効果の検証」は、今後につながるものであり素晴らしい記載であると思うが、支援を受けた当事者が社会の中でどのように活躍していくのかについても記載されるとさらによいと感じた。
    • 報告書で提言している内容については、壮大なため一斉に対応することは難しいかもしれないが、1つ1つ単独でも対応できると思うので、身近なものから積み上げていけば研究の成果が生きてくると思う。
    • 報告書の内容は、総合的・体系的に記述されているため、企業の立場でどのように参画するのかについて参考になるものである。今後、この報告書の内容が徐々にでも実現すればよい。
    • 実証実験を通じて行政とNPOとの一つの良い「協働例」ができたと思っている。福祉からのアプローチのなかで、障害者のIT支援が福祉政策の一端であることを認識できた。
    • ポータルサイトを早急に立ち上げる必要であると提言しているが、立ち上げた場合は、常に新しい情報を継続して掲載する必要があると思う。
    • 18年度以降の引き続いた課題として、検証データの把握が記載されているが、これらは、説得力のある支援機器のPRツールとなりえるし、企業にとっては障害者雇用推進の根拠にもなる。
    • 成果を数値で表すことも大事だと思うが、短期間の数値によって表せない大きなものがあることにも留意することが必要。
    • 短期、中期、長期から見て施策の可能性を評価することは、重要なことだと思う。この報告書の内容についても短期的に評価できる話と、何年も先に徐々に広がる話もあるのではないか。
  3. 閉会

以上



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