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ユビキタス時代における航空・海上通信システムの在り方に関する調査研究会(第8回)
議事要旨

 日時  平成16年5月28日(金) 14時00分〜16時00分

 場所  総務省  1001会議室(中央合同庁舎第2号館10階)

 出席者
(1) 構成員(五十音順、敬称略)
大沢 響(青木構成員の代理)、秋山 泰平、安藤 勝美、遠藤 静夫、加藤 隆一、千葉 栄治(小出構成員の代理)、住吉 総一郎(佐藤構成員の代理)、鈴木 良昭、高畑 文雄、
武内 賢次、鷲見 民次郎(ストレイト構成員の代理)、安達 靖人(中原構成員の代理)、
中村 勝英、名取 直幸、鴨川 健司(西構成員の代理)、西尾 裕一郎、山崎 保昭、
小林 哲(若尾構成員の代理)
(2) 総務省
竹田電波部長、山内衛星移動通信課長、米子衛星移動通信課企画官、中澤衛星移動通信課課長補佐、山口衛星移動通信課課長補佐、多田衛星移動通信課課長補佐

 議事
(1) 開会
(2) 資料確認
(3) 議事
1)
 第7回会合議事要旨(案)の確認
 座長から資料8−1議事要旨(案)について確認の発言があり、事務局から説明を行った後、了承された。

2)
 報告書の取りまとめ
 資料8−2に基づき、報告書のとりまとめが行われた。主な質疑応答は以下のとおり。
   
  船上地球局(ESV)の導入に向けた動きの部分、CBBシステムの海上通信分野への展開の動きについて、ESVサービスの提供に限定しないほうがよいのではないか。
 CBBシステムの海上通信分野への展開は、海上通信のブロードバンド化を目指すものであり、ESVサービスに限定せず、大容量の海上移動衛星通信サービスといった記述が適当と考えられる。
 誤警報が多い遭難警報装置部分、デジタル・セルコール99%、コスパス・サーサットを利用した衛星EPIRBで93%という誤発射率の記述は、一般ユーザーにシステム自体に欠陥があると誤解を与えてしまうのではないか。誤発射の問題は確かに存在するが、GMDSSは有効に利用されており、誤発射の解消のための努力もなされているところである。
 誤発射率のデータの出典はどこからか。
 海上保安庁のデータである。
 データは正確であると思うが、原因は短波の特性によるものやヒューマンインタフェイスに起因するもの等ある。
 設置場所に起因するシステムの波等による腐食、工場での誤発射等もあり、原因は人為的原因ばかりでもない。
 誤発射低減のための努力もなされていることと思うが、数多い誤発射の中でほんのわずかながら重要な情報もある。そのための対応は必要である。出典を明らかにした上で誤発射率を記述し、有効利用されているGMDSS装置の現状の一面を提起することも必要と考える。

 これまで出た意見について、修文を含む細部の調整・集約を座長に一任し、最終的に報告書を取りまとめ、完成することで了承された。

 
3)
 その他
     その他、主な質疑応答は以下のとおり。
 報告書を取りまとめた後、総務省としてはどのような展開を考えているのか。
 まずは報告書の公表を行う。その後の展開としては、海上通信ビジョンの策定等への動き、必要があれば予算的措置等所要の措置を講じていきたいと考えているところ。

今後のスケジュールについて、6月10日頃を目途に報告書の公表を行うこととなった。

(4) 閉会


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