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船上地球局(ESV)の導入に向けた動きの部分、CBBシステムの海上通信分野への展開の動きについて、ESVサービスの提供に限定しないほうがよいのではないか。 |
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CBBシステムの海上通信分野への展開は、海上通信のブロードバンド化を目指すものであり、ESVサービスに限定せず、大容量の海上移動衛星通信サービスといった記述が適当と考えられる。 |
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誤警報が多い遭難警報装置部分、デジタル・セルコール99%、コスパス・サーサットを利用した衛星EPIRBで93%という誤発射率の記述は、一般ユーザーにシステム自体に欠陥があると誤解を与えてしまうのではないか。誤発射の問題は確かに存在するが、GMDSSは有効に利用されており、誤発射の解消のための努力もなされているところである。 |
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誤発射率のデータの出典はどこからか。 |
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海上保安庁のデータである。 |
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データは正確であると思うが、原因は短波の特性によるものやヒューマンインタフェイスに起因するもの等ある。 |
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設置場所に起因するシステムの波等による腐食、工場での誤発射等もあり、原因は人為的原因ばかりでもない。 |
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誤発射低減のための努力もなされていることと思うが、数多い誤発射の中でほんのわずかながら重要な情報もある。そのための対応は必要である。出典を明らかにした上で誤発射率を記述し、有効利用されているGMDSS装置の現状の一面を提起することも必要と考える。
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これまで出た意見について、修文を含む細部の調整・集約を座長に一任し、最終的に報告書を取りまとめ、完成することで了承された。