〈資料 19〉

ストックオプション制度の概要




   企業がその創業・発展期に有能な人材を確保するためには、大企業に劣らないその
  能力・業績に見合った十分な報酬を提供する必要がある。そこでベンチャー企業等が
  限られた資金の中で十分な報酬を提供する一つの手段として、「ストックオプション」
  の導入が必要となる。





   「ストックオプション」とは、その役員、従業員が一定数の会社の株式を一定期間
  に一定の価格で購入できる権利のことをいう。ストックオプションを有する者は、株
  式の買取り価格よりも株価が高い場合に、ストックオプションを行使して株式を買い
  取った後、それを第三者に売却することにより、キャピタルゲイン(有価証券譲渡益)
  を得ることができる。






   a. 一定期間内に100円で株式を購入する権利を従業員に付与
   【企業努力により株価上昇】
   b. 株式の店頭公開
   【公開に伴い株価急上昇】
   c.当該従業員等が一株100円で購入
   d.株式売却により一株当たり(2,500円-100円)=2,400円 の利益が発生