〈資料 20〉


新株引受権による取締役報酬制度の概要

〜ソニー(株)の事例〜


 1.スキーム








 ※ 株価が一定水準以上に上昇した場合、取締役は支給された新株引受権を行使して、新
  株式を取得し、売却することにより売却益を得ることが可能であるが、その水準に達し
  ない場合、全く利益を得ることができない。
   まさに取締役報酬が会社の業績と直結する形となるため、取締役の経営意識の高揚と
  企業経営の活性化が期待できる。

 2.発行概要
   (1)総  額:10億円
   (2)発行価額:額面100円につき金102円70銭
   (3)償還期限:平成11年9月1日
   (4)申込期日:平成7年8月31日
   (5)払込期限:平成7年9月1日
   (6)担  保:無担保
   (7)新株引受権に関する事項
    a.新株引受権の付与割合
      100%。各新株引受権証券は、発行価額合計200万円の新株式を引受ける権
     利を表章する。
    b.新株引受権の行使により発行すべき株式の発行価額の総額
     金10億円
    c.新株引受権の行使により発行する株式
     額面普通株式(1株の額面金額50円)