「発信電話番号通知サービス」の概要




 発信電話番号通知サービスとは、電話がかかってきた際に発信側回線の電話番号が受信側に通知されるサービスのことです。NTTでは、平成9年1月28日から6月30日まで、横浜(市外局番045)、名古屋(052)、福岡(092)の3地域でこのサービスの試験サービスを行い、その結果を踏まえ、試験サービス提供3地域では同年10月1日より本格提供を開始し、その他の地域においても平成10年2月1日より本格提供を開始しました。NTTのサービスの場合、通話前に電話番号を表示する方法(サービスに対応するディスプレイを備えた端末又はアダプターが必要です。)、通話の終了後アナウンスで電話番号を聞く方法(従来の電話機で利用できます。)があります。
 このサービスの導入後は、電話の発信者は、自分の意思により、電話番号を相手方に通知するかどうかを選択できるようになりますが、相手に電話番号を通知したくない場合には、ある一定のダイヤル操作を行うか、予めNTTに申し込みをすることにより、電話番号を非通知にすることができます。(番号非通知方法の選択を参照)
 また、このサービスについては、迷惑電話対策や高度なサービス提供を可能にするものとしての期待がある一方、相手方に通知した電話番号が無断でデータベース化されるのではないか等発信者のプライバシーの侵害を懸念する意見もあります。郵政省では、平成8年11月、電気通信審議会の要望を受けて、「発信者情報通知サービスの利用における発信者個人情報の保護に関するガイドライン」を策定し、このサービスの利用が想定される関係事業者や関係団体に周知を図っています。また、平成9年7月、本格提供に当たって、本サービスがガイドラインの趣旨に沿って利用されるよう、NTTの契約約款の中に、このサービスの利用の際にはガイドラインを尊重する旨の規定を新たに追加しました。
 発信電話番号通知サービスは、従来の電話の仕組みを大きく変更するサービスですから、サービス内容等を十分理解した上で、利用しましょう。


 番号非通知方法の選択について

 「発信者情報通知サービスの利用における発信者個人情報の保護に関するガイドライン」  概要 及び 本文

 「発信者情報通知サービスの利用における発信者個人情報の保護に関するガイドライン」  解 説