はじめに 第1章 特集 インターネット 第2章 情報通信の現況 第3章 情報通信政策の動向 参考

 

4 インターネット接続ビジネス
(1)インターネット・サービス・プロバイダ

インターネット接続サービスの平均利用料金は1か月15時間で約1,900円

「ISPアンケート」によれば、我が国における10年のインターネット・サービス・プロバイダ(ISP)が行う、インターネット接続ビジネスの市場規模は2,955億円と推計された。
1)<1>SPの属性
 ISPのうちインターネット接続ビジネスを本業としていると回答した事業者は27.2%であり、多くの事業者はその他の業を本業としている(図表2))。
 各ISPが設置しているアクセスポイント数は1か所が38.5%(図表3))と最も多く、また、87.3%(図表4))の事業者が地域的なサービスを念頭に置いていると回答している。
2)インターネット接続ビジネスの収支状況
 前年よりもインターネット接続ビジネスの売上げが増加した事業者は7割弱(図表5))、前年よりも加入者数が増加した事業者は7割以上(図表6))となっている。採算面からみても、累積では61.0%(図表7))の事業者が赤字となっているが、単年では赤字の事業者は44.1%(図表8))となっており、売上げ、加入者数の増加に伴い採算状況が改善されてきていることがわかる。
3)インターネット接続サービスの料金
 インターネット接続サービスの料金についてみると、1か月当たり15時間利用した場合と、50時間利用した場合の通話料金を含まない最も安い個人向け接続サービス料金は、ともに1,000円から3,000円の範囲に集中している。平均では15時間で1,884円、50時間で2,602円となっている(図表9)、10))。

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