凡例 第1章 特集 ITがひらく21世紀 第2章 情報通信の現況 第3章 情報通信政策の動向 情報通信年表・注記・調査概要

第2章 第4節

2 通話メディアの利用状況

(1)相互通話

加入電話等相互間の通話の割合が減少

 10年度の加入電話等、携帯・自動車電話及びPHSの相互通話状況についてみると、加入電話等相互間の全通話に占める割合は67.4%で、対前年度比7.8ポイント減少している。
 一方、加入電話等と携帯・自動車電話又はPHS相互間の全通話に占める割合は、18.9%で、対前年度比1.8ポイント増加している。また、携帯・自動車電話又はPHS相互間の全通話に占める割合についても、13.7%と、対前年度比6.0ポイント増となっている(図表1))。
 なお、加入電話等は発信数を着信数が上回っており、逆に、携帯・自動車電話及びPHSでは、発信が着信を上回る傾向にある。
 加入電話等、携帯・自動車電話及びPHSからの着信先については、9年度はいずれも加入電話等が最も多かったが、10年度は、加入電話等は加入電話等、携帯・自動車電話は携帯・自動車電話、PHSはPHSが最も多い状況となっている。
 また、携帯・自動車電話からの着信先については、加入電話等と携帯・自動車電話とで97.2%を占めており、PHSからの着信先についても、加入電話等とPHSとで86.8%と、携帯・自動車電話とPHS間の通話が他の電話サービス間との通話状況に比べて少ないことが分かる(図表2))。

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※1 「加入電話等」発の数値には、「公衆電話」、「ISDN」発の数値が含まれている。
※2 「加入電話等」着の数値には、「ISDN」、「無線呼出し」着の数値が含まれている。
※3 「ISDN」は、通話モードのみの数値。
郵政省資料により作成

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※1 「加入電話等」発の数値には、「公衆電話」、「ISDN」発の数値が含まれている。
※2 「加入電話等」着の数値には、「ISDN」、「無線呼出し」着の数値が含まれている。
※3 「ISDN」は、通話モードのみの数値。
郵政省資料により作成