凡例 第1章 特集 ITがひらく21世紀 第2章 情報通信の現況 第3章 情報通信政策の動向 情報通信年表・注記・調査概要

第2章 第5節

3 衛星放送

BS・CSともに契約件数は順調に推移

1)BS放送
 現在提供されているサービスは、BSAT-1a(BS-4先発機)を用いたアナログ放送のみである。
 テレビジョン放送については、NHKによる2チャンネル、日本衛星放送(WOWOW)による1チャンネル及びハイビジョン実用化試験放送の1チャンネルの計4チャンネルとなっている。試験放送チャンネルは、NHK及び民間放送7社が交互に放送を行う分割免許により実施されている。
 このほかに、衛星デジタル音楽放送(セント・ギガ)がWOWOWの無線設備を共用して、PCM (Pulse Code Modulation)音声放送を実施している。
 契約件数は、11年度末現在、NHKが1,006.9万(対前年同期比6.4%増)、WOWOWが250.2万(同1.3%減)である(図表1))。
2)CS放送
 デジタル放送については、現在、スカイパーフェクTVがJCSAT-3及びJCSAT-4を用いて、ディレクTVがスーパーバード-Cを用いて、番組を提供している(図表2))。
 アナログ放送については、現在、JCSAT-2を利用した1社がPCM音声放送を提供しているのみであり、テレビジョン放送については10年にすべての委託放送事業者が業務を廃止した。
 契約件数については、11年度末現在、スカイパーフェクTVが182.3万(対前年同期比63.9%増)、ディレクTVが42.5万(同63.5%増)である(図表1))。

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郵政省資料により作成

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郵政省資料により作成