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第2章 第5節

5 NHK

衛星放送受信契約が1,000万を突破

 NHKは、1925年(大正14年)3月、当時の(社)東京放送局として我が国初の放送(ラジオ)を行い、その後1950年(昭和25年)には、放送法に基づき設立される公共放送を行うための法人となって今日に至っている。現在、NHKは、地上波ではテレビジョン(総合及び教育)及びラジオ(第1、第2及びFM)の5チャンネル、衛星放送(BS)ではテレビジョン(第1及び第2)の2チャンネルによる放送及びハイビジョン実用化試験放送を実施している。
1)受信契約数
 NHKの運営財源は、受信契約者が公平に負担する受信料によって賄われている。12年3月末現在、受信契約総数は3,687.8万であり、このうち一般受信契約(有料受信契約のうち衛星放送契約を除く。)数は2,680.9万(対前年度比1.2%減)、衛星放送受信契約(衛星契約に特別契約を加えたもの)数は1,006.9万(同6.4%増)となり、11年度において1,000万を突破した(図表)。
2)放送時間数
 11年度における1日の放送時間は、総合テレビジョン放送、ラジオ第1放送、FMラジオ放送、衛星第1放送及び衛星第2放送で24時間、教育テレビジョン放送で21時間(12年4月からは24時間)、ラジオ第2放送は18時間30分(12年10月からは20時間の予定)である(資料22参照)。

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※1 普通契約:衛星系によるテレビジョン放送の受信及び地上系によるテレビジョン放送のカラー受信を除く放送受信契約。
※2 カラー契約:衛星系によるテレビジョン放送の受信を除き、地上系によるテレビジョン放送のカラー受信を含む放送受信契約。
※3 衛星契約:衛星系及び地上系によるテレビジョン放送(カラー又は普通)の放送受信契約。
※4 特別契約:地上系によるテレビジョン放送の自然の地形による難視聴地域又は列車、電車その他営業用の移動体において、地上系によるテレビジョン放送の受信を除き、衛星系によるテレビジョン放送の受信を含む放送受信契約。
NHK資料により作成