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第2章 第5節

6 放送大学

多彩な放送メディアを利用して、生涯学習の推進に貢献

 昭和58年4月、放送大学学園が設置した放送大学は、東京放送局(東京タワー)と群馬放送局を開設して、同60年4月から地上系テレビジョン放送及び超短波放送の2系統による関東広域圏(1都6県)を対象とした授業放送を開始した。10年1月からは、東京放送局(東京タワー)からの放送と同じ放送が、CSデジタル放送により全国で視聴可能となっている。ケーブルテレビにおいては、地上放送及びCSデジタル放送の再送信が行われている。
 また、全国49か所には学習センターが設置され、学習指導、番組再視聴、単位認定試験等が行われており、さらに11年4月には、旭川市と北九州市にサテライトスペースが設置され、学習センターのブランチセンターとして、当面は番組再視聴と単位認定試験が実施されている。
 11年度における1日の放送時間は、地上系テレビジョン放送、超短波放送及びCSデジタル放送とも、6時から24時までの18時間で、11年度第1学期における学生数は73,446名(対前年度同期比8.0%増)である。

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※1 全科履修生:6つの専攻のいずれか1つの専攻に所属し、4年以上在学して、所要の124単位以上を習得した場合に卒業が認定され、学士(教養)の学位が授与される者。
※2 選科履修生(期間1年)、科目履修生(期間1学期):卒業を目的とせず、自分の学習したいテーマに基づいて特定の科目を選択して履修する者。
※3 研究生:大学卒業又はこれと同等以上の学力を有する者で、特定事項についてさらに専門的知識を深めるため、1年間に渡り選任教員の指導により研究を行う者。
※4 特別聴講学生:他の大学・短期大学の学生で、当該大学・短期大学と放送大学との協議の結果、履修を認められた者。
放送大学資料により作成

   
関連サイト: 放送大学(http://www.u-air.ac.jp/hp/