10 国内専用 高速デジタル伝送サービスの回線数が大幅に増加  一般専用サービスには、電話やファクシミリ通信に適したアナログタイプの帯域品目と、データ伝送に適したデジタルタイプの符号品目がある。10年度末現在の回線数は、全体で83万4,598回線(対前年度比8.9%減)であった(図表1)、資料19参照)。  一方、高速デジタル伝送サービスとは、高速、大容量の情報伝送が可能な専用サービスである。品目としては、64kbps〜6Mbpsまでの高速品目及び32Mbps〜150Mbpsまでの超高速品目がある。10年度末現在、回線数は、25万4,589回線(対前年度比31.8%増)であった(資料20参照)。ここ数年の傾向として、一般専用サービス回線数は減少を続けており、逆に高速デジタル伝送サービスの回線数が大幅に増加している。特に、10年度には、高速デジタル伝送の回線数が、一般専用(符号品目)の回線数を初めて上回った。  なお、高速デジタル伝送サービスの総回線数における速度別回線数のシェアをみると、10年度末現在、全体の9割近くを64kbpsと128kbpsが占めており、比較的低速度の回線に需要が集中していることが分かる(図表2))。