(3)情報通信支出と消費支出との関係 情報通信支出は7年以降一貫して増加 「家計調査」(総務庁)により、近年の景気動向と情報通信支出の関係について、世帯における消費支出と情報通信支出(注20)の変化をみると、以下のとおりである。  2年以降についてみると、消費支出は、概ね横ばいの傾向にある。一方、情報通信支出は、2年から6年は概ね横ばいで推移していたが、7年より増加に転じ、11年には大幅に増加した(図表1))。  情報通信支出の消費支出に占める比率については、7年以降、一貫して増加している(図表2))。  また、情報通信支出の内訳をみると、通話料等の電話通信支出が増加している。これは、近年における家庭から電話回線を利用したインターネットへのアクセスの増加や携帯電話の普及に起因すると推測される(図表3))。