3 公共分野の情報化 (1)中央省庁等 内部部局におけるパソコンの配備台数は98%  「平成11年度行政情報化基本調査」(総務庁)によれば、11年4月現在で、26の中央省庁等(外局を含む。)に配備されたパソコンは275,755台(対前年度比19.9%増)となっている。このうち内部部局(注21)は45,432台(対前年度比4.0%増)で、内部部局での職員1人当たりのパソコンの配備率は0.98台と、ほぼ1人1台となっている。また、施設等機関、特別の機関や地方支分部局の配備率も増加しており、11年度には初めて50%を超えた(図表1)、2))。  内部部局におけるパソコンのLAN接続率は93.2%となっており、パソコンのネットワーク化がかなり進んでいる。その他、LAN接続率が施設等機関においては6割、地方支分部局においては、5割を超えている(図表3))。  また、国の行政機関等のLANを結ぶ省庁間ネットワークである霞が関WANでは、12年3月から省庁間電子文書交換システムの運用を開始した。同システムは、霞が関WANを利用して省庁間で電子的に送受信する文書を対象としており、対象文書の送受信の迅速かつ確実性、交換時における内容及び送受信者の真正性、交換時における内容の秘密性の確保を図っていることが特徴である。