コラム2 不法無線局 出現数は年々増加傾向  不法無線局の出現数は、年々増加傾向にあり、10年度は45,136件で、前年度より8,820件、24.3%と大幅に増加した(図表1)、3-5-4参照)。  不法無線局の主なものには、不法パーソナル無線、不法アマチュア局、不法市民ラジオがある。これらは、郵政大臣の免許を受けずに無線局を開設したり、電波法令の基準に合致しない無線設備を使用したり、違法に改造等したもので、10年度の出現数はそれぞれ19,068件(同44.9%増)、15,726件(同39.4%増)、9,481件(前年度比8.3%減)であり、全体の98.1%を占めている(図表2))。  郵政省では、出現した不法無線局に対し、告発又は指導等の措置を行っており、10年度における措置数は、6,528件(前年度比3.0%減)である。また、不法無線局については、警察庁や海上保安庁と共同で取締りを行っており、10年度には、162回実施した。