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はじめに

 近年、情報通信分野は、技術の進歩を背景としてその高度化、多様化が進展する
とともに、社会における役割が急速に拡大しており、21世紀の社会基盤として、
また、リーディング産業として大きな期待がかけられている。

 このような情報通信分野が今後も健全に発展するためには、電気通信事業者によ
り活発に事業展開が図られることが必要であり、このための制度の整備を積極的に
推進する必要がある。

 電気通信に用いる番号は通信を行うために不可欠な手段であるが、有限な資源で
ある電気通信番号を有効に活用していくことにより、情報通信分野を一層活性化し
ていくことが可能になる。

 電気通信番号のうち1XY番号は、桁数が短くダイヤルが簡単であり、また、1
から始まるので特殊なサービスを想起しやすいといった特徴を有しており、現在実
に多様な用途に利用されている。一方、この番号は個数が百個しかない限られた資
源であり、新たな1XY番号の利用の進展によって、使用されていない番号の数が
急速に少なくなっている。
 このため、本研究会では、1XY番号が将来にわたって発生する番号利用ニーズ
に的確に対処可能となり、新たな緊急性・公共性を有するサービスや汎用的なサー
ビスに対して利用者の利便性の確保の観点から共通の番号が利用でき、また、電気
通信事業者の創意工夫による多様なサービス展開に対しても番号を確保できるよう、
その有効利用方策について検討を行った。

 さらに、平成10年3月より、「優先接続に関する研究会」において優先接続に
ついての検討が進められ、同年11月、検討結果がとりまとめられており、これを
受け、国際通信に優先接続を導入する場合に必要となる国際プレフィックス及びダ
イヤル手順について、また、固定優先接続を解除する番号及びダイヤル手順につい
て検討を行った。



                 目 次

「平成10年度 電気通信番号に関する研究会」報告書概要

第1部 1XY番号の有効利用方策について

1. 1XY番号の利用状況とひっ迫対策の必要性
 1−1 利用状況
 1−2 ひっ迫対策の必要性

2. 1XY番号の有効利用の観点から適当と考えられる用途
 2−1 特徴と制約
 2−2 利用についての基本的な考え方
 2−3 有効利用の観点から適当と考えられる用途

3. 事業者間での1XY番号の統一の意義・必要性と利用のための基本的な方針
 3−1 統一の意義・必要性
 3−2 利用のための基本的な方針

4. 今後の1XY番号の有効利用方策
 4−1 1XY番号の利用指針
 4−2 利用指針に適合しない既使用番号の扱い
 4−3 利用指針を変更する場合の手続き

参考 #または*から始まる番号の利用のための考え方について


第2部 優先接続の導入に対応した新たな番号利用について

1. 国際通話に優先接続を導入する場合に必要な国際プレフィックス及びダイヤ
  ル手順
 1−1 国際通話に優先接続を導入する場合のダイヤル手順
 1−2 新たなダイヤル手順の導入方法
 1−3 国際プレフィックス

2. 固定優先接続を解除する番号及びダイヤル手順
 2−1 固定優先接続及びその解除
 2−2 固定優先接続を解除するための1XY番号
 2−3 ダイヤル手順


参考資料
 1 1XY番号の利用状況
 2 欧米における1XY相当番号の利用状況
 3 「平成10年度 電気通信番号に関する研究会」開催要綱
 4 「平成10年度 電気通信番号に関する研究会」名簿
 5 「平成10年度 電気通信番号に関する研究会」審議経過

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