安心してインターネットを使うために
「防御モデルの解説」では、巧妙化・複雑化し続けるサイバー攻撃(特に標的型攻撃)への対策として、官公庁・民間企業が具備することが推奨される機能群(以下「防御モデル」という。)を解説しています。この解説を通じて、サイバー攻撃への対応能力が向上することが目的とされています。
防御モデルは、人・組織対策と技術的対策から構成されており、前者ではインシデントレスポンスの計画と実行について、後者では事前対策・検知・事後対策について解説しています。
本解説書の想定読者は、各組織で標的型攻撃に対応する担当者や関係者の方々です。
<本解説の読者について>
想定読者 | 説明 | |
---|---|---|
自組織 | 情報セキュリティ責任者 | 自組織の情報セキュリティ責任者(CISOも含む) |
設計・開発担当 | 自組織の情報システムに関する設計・開発の担当者 | |
LAN管理者 | 自組織のLAN管理者 | |
LAN運用者 | 自組織のLAN運用者 | |
外部専 門組織 |
設計・開発者 | 自組織の設計・開発者からの依頼に基づき一部の設計・開発を行う外部専門組織の設計・開発者 |
運用者 | 自組織のLAN管理者又はLAN運用者からの依頼に基づきLANの運用を行う外部専門組織の運用者 |
防御モデルは、 「標的型メール」、「Drive-by-Download等のWebサイト」、「不正なプログラムを含むソフトウェア」、「USBメモリ」、「保守業者の持ち込んだ機器」、「クラウドサービス」を攻撃経路とするサイバー攻撃(標的型攻撃)を想定しています。
<想定読者・防御モデルのイメージ図>