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事例13:クラウドサービスに預けていた重要データが消えた

  ベンチャー系中小企業のC社は、インターネットのサービスをすぐに使えて、コストも削減できるというメリットから、クラウドサービスの1つであるレンタルサーバのサービスを利用することにしました。このサービスのおかげで、C社の業務は効率よく順調に進んでいました。

  そんなある日、C社からレンタルサーバに接続できないという症状が発生しました。サービス事業者に連絡してみると、障害が発生し利用できないとのことでした。さらに、しばらくすると、レンタルサーバ内にあった、C社の業務で利用している重要データが消えてしまっており、その復旧もできないという連絡が来たのです。

  その重要データは、このレンタルサーバにしか保存しておらず、C社側でバックアップも取得していませんでした。サービス規約をよく読んでみると、データのバックアップや復旧は、最終的には利用者の責任であると書いてありました。C社としては、すべて丸投げ可能のサービスで、このような責任や業務は発生しないと考えて利用していたのです。

  業務もできなくなり、重要データも消えてしまい、C社の社員たちはただただ途方に暮れるしかありませんでした。

  クラウドサービスを利用していても、事業者側の障害やメンテナンスなどで利用できなくなることを想定して、バックアップを取得したり、サービス停止時の代替手段などを用意したりしておきましょう。また、障害は絶対に発生しないということは言えません。まずは利用規約をよく読んで、そのような場合に、利用者側にはどこまで責任があり、何をしなければならないのかを確認をしておきましょう。