記憶媒体からのウイルス感染

  コンピュータには、USBメモリなどの外部記憶媒体や情報機器をコンピュータに接続しただけで、あらかじめ指定された処理が自動的に実行されるようになっているものがあります。この仕組みを悪用して作られたのが、いわゆるUSB媒介ウイルスです。

  USB媒介ウイルスは、この自動実行(Auto run)機能を利用して、コンピュータに、USBメモリなどの外部記憶媒体や情報機器を差し込んだだけでウイルスを実行するようになっています。パソコンに接続して、自動実行がされる可能性がある媒体や機器(携帯電話やスマートフォン、携帯型音楽プレイヤー、デジタルカメラなど)は、すべて注意が必要です。USB媒介ウイルスは、感染したコンピュータに差し込んだ別のUSBメモリなどの外部記憶媒体や情報機器に感染する形で被害が拡大していきます。

  USB媒介ウイルスへの対策としては、以下のような方法があります。

  • 持ち主の分からないUSBメモリを使用しない。
  • コンピュータの設定を変更して、USBメモリの自動再生機能を停止しておく。