ここでは、ユニバーサルサービス制度の沿革について、下記の6段階に分けて説明します。
今後も光IP電話や携帯電話等のさらなる普及により、ユニバーサルサービス制度を取り巻く環境は大きく変化すると予想されています。
2014年に行われた情報通信審議会(2020-ICT基盤政策特別部会)においてユニバーサルサービス制度の在り方を検討した結果、携帯電話やブロードバンドについては、「今後、国民生活や経済・社会活動の基盤としての重要性がさらに増す可能性が高い」、「固定電話の維持に特化した現行のユニバーサルサービス制度については、携帯電話やブロードバンドの未整備地域の解消やサービスの提供状況等を踏まえて、見直しの検討を行うことが適当である。」と答申されました。また、ユニバーサルサービス制度の対象となるサービス、地域、サービス提供のための技術、費用負担等の在り方の検討に当たっては、「我が国の人口急減・超高齢化に直面していることを踏まえ、負担と受益の関係に留意する必要がある。」と答申されています。
総務省としてはいただいた答申を踏まえ、2020年代にふさわしいユニバーサルサービス制度の在り方について、適時適切に検討を行ってまいります。