平成27年度地方財政審議会(7月3日)議事要旨
日時
平成27年7月3日(金)10時00分〜12時15分
場所
地方財政審議会室
出席者
(委員)神野 直彦(会長) 中村 玲子 鎌田 司
熊野 順祥 小山 登志雄
(説明者)大臣官房企画課 企画官 宮本 貴章
議題
「『日本再興戦略』改訂2015」について
今回の議題は、6月30日に閣議決定された「『日本再興戦略』改訂2015」について、説明を受けるものである。
資料
要旨
標記の件について、説明を受け、質疑応答及び意見交換を行った。
(主な内容)
○「市場に任せる」という流れの中で、政策金融や補助金といった従来の政策手段は縮減されてきたが、民間の投資を促すためには、国が新しい産業分野に冒険的に投資することが必要ではないか。
○再興戦略には新たな高等教育機関の制度化や高度外国人材の活用とあるが、人材への投資という観点からは、教育における基礎的な能力の底上げが重要ではないか。
○「稼ぐ力」を引き出すとあるが、「稼ぐ力」のない企業は退出してもらわないといけない。企業の退出をソフトランディングさせたり、スムーズな労働力の移動を促したりするための施策を打つべきである。
○公共サービスに生活を合わせるのではなく、地域の多様な生活実態に合わせて公共サービスを提供していくべきである。
○「国民生活のために経済がある」という前提が欠けているのではないか。概算要求にシーリングがかけられる中、「スクラップ&ビルド」により予算を捻出した場合に、国民生活に必要なサービスが削られることがないよう注意するべきである。
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