（1） 平成28年度11月期における地方譲与税譲与金の譲与について
今回の議題は、平成28年度11月期に地方揮発油譲与税、旧地方道路譲与税、石油ガス譲与税、自動車重量譲与税及び地方法人特別譲与税を譲与するに際し、地方揮発油譲与税法第7条の2、地方税法等の一部を改正する法律（平成21年法律第9号）附則第14条第2項の規定に基づき、なおその効力を有することとされる改正前の地方道路譲与税法第7条の2、石油ガス譲与税法第6条の2、自動車重量譲与税法第6条の2及び地方法人特別税等に関する暫定措置法第36条の規定に基づき、審議するものである。
（2） 夕張市財政再生計画の変更の同意について
今回の議題は、夕張市財政再生計画の変更の同意について、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第10条第4項の規定に基づき、審議するものである。当計画の変更については、北海道夕張市より総務大臣あてに協議のあったものである。
（3） 地方財政に係る地方財政審議会意見について
I 議題「（1）平成28年度11月期における地方譲与税譲与金の譲与について」
標記の件について、説明を受け、審議の上、これを了承した。
（主な内容）
○ 地方揮発油譲与税等の譲与基準に用いる道路の種別に農道は含まれないという理解でよいか。
→ その通りである。
○ 平成28年11月28日に消費税率引上げ時期の変更に伴う関連法が成立したが、地方法人特別税の廃止及び法人事業税の復元についても同様に延期されたということか。
→ その通りである。単純に実施時期を延期している（平成31年10月1日以後に開始する事業年度から適用）。
II 議題「（2）夕張市財政再生計画の変更の同意について」
標記の件について、説明を受け、審議の上、これを了承した。
（主な内容）
○ 繰越金は、例年発生しているのか。また、どのような経緯で8億円規模となったのか。今回の8億円を含め、基金残高はどの程度か。
→ 繰越金は、例年6〜7億円発生している。当初計画策定時に歳入の交付税額を低く見積もるなどによる上振れ分や事業費を最小限に抑えた結果である。各年度に発生した繰越金を翌年度予算へ繰入するが、その後、年度途中で発生した追加事業や翌年度当初予算の費用に充てるため取り崩しており、今回の計画変更後の財調基金残高は、約11億円となっている。
○ ふるさと納税受け入れに係る事務とは何か。
→ 現在は、ふるさと納税の返礼品として夕張メロンのみ返礼している。夕張メロンは、出荷が夏頃までとなっていることから、秋以降の寄附者に対しては、翌年に出荷されたメロンを返礼することとなる。今回の補正により、メロン以外の特産物である「長いも」のほか、「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭入場券」、「地元スキー場リフト券」などを返礼品として用意するものであり、費用は返礼品及び発送費等である。
III 議題「（3）地方財政に係る地方財政審議会意見について」
地方財政審議会の意見提出に向けて討議を行った。
