平成29年度地方財政審議会(8月22日)議事要旨
日時
平成29年8月22日(火)10時00分〜10時50分
場所
地方財政審議会室
出席者
(委員)堀場 勇夫(会長) 中村 玲子 鎌田 司
宗田 友子 植木 利幸
(説明者)自治財政局地方債課 理事官 尾ア 祐子
自治財政局地方債課 課長補佐 佐藤 雄一
議題
(1) 平成29年度における当せん金付証票の発売許可について(年末ジャンボ・年末ジャンボミニ・年末ジャンボプチ、第2555回近畿宝くじ)
今回の議題は、当せん金付証票法に基づき、平成29年度における当せん金付証票(宝くじ)の発売について許可するに際し、当せん金付証票法第4条第3項の規定に基づき、審議するものである。
(2) 平成29年度国の予算等貸付金債に係る同意又は許可について
今回の議題は、地方公共団体からの協議又は許可申請に対して総務大臣が同意をするに際して、地方財政法第5条の3第11項等の規定に基づき、審議するものである。
資料
要旨
I 議題「(1)平成29年度における当せん金付証票の発売許可について(年末ジャンボ・年末ジャンボミニ・年末ジャンボプチ、第2555回近畿宝くじ)」
標記の件について、説明を受け、審議の上、これを了承した。
(主な内容)
○ 年末ジャンボミニ、年末ジャンボプチについては、昨年度と比較し、それぞれ1等前後賞、1等の賞金を引き下げるとのことであるが、その狙いは何か。
→ 従来は、賞金を高額化する方向性であったが、高額化をすることで、中間等級の当せん本数が少なくなり、消費者に当たりにくさを感じさせてしまう側面があった。今回は、年末ジャンボくじ全体で、10万円以上の賞金の当せん本数を昨年の約6.4倍とするなど、中間等級の充実を図ることで、当せん確率を重視する消費者層の購買を促進することを狙いとして申請があったものである。
II 議題「(2)平成29年度国の予算等貸付金債に係る同意又は許可について」
標記の件について、説明を受け、審議の上、これを了承した。
(主な内容)
〇 岩手県において、中小企業基盤整備機構からの借入期間を延長する旨の変更許可申請があったとのことだが、どのような経緯があったのか。
→ 岩手県では、平成19年度に中小企業基盤整備機構からの借入金を外部機関に転貸し、基金を組成して、その運用益をもって地元の中小企業に対して助成を行ってきた。今年度、償還期限が到来するが、引き続きファンドを維持・拡大し、中小企業への助成を継続することを目的として、岩手県が借入期間の延長を中小企業基盤整備機構へ申請し、これが承認されたものである。
〇 同意等額が地方債計画額を超過することはあるのか。
→ 地方債計画額の積算時には想定されていなかった貸付のニーズが発生した場合には超過することも起こりえる。例えば、平成28年度は熊本地震で被災した中小企業への支援を実施するため、熊本県が中小企業基盤整備機構から多額の借入を行うなどしたため、同意等額が地方債計画額を超過することとなった。
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