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会見発言記事

川端総務大臣閣議後記者会見の概要

平成24年5月11日

冒頭発言

 おはようございます。1点だけ、私の方から御報告いたします。
 新たな沖縄振興特別措置法の施行を踏まえまして、今後10年間に国の責務として実施すべき沖縄振興の基本的な方針ということで、沖縄振興基本方針について、本日付で内閣総理大臣決定をいたしまして、その内容を閣議には報告をいたしました。この基本方針に基づいて、沖縄県として基本計画を策定していただいて、沖縄の潜在力を十分発揮する、しっかりとした施策をやっていただきたいというふうに思っておりますし、政府としても、全力で沖縄振興に取り組んでいく所存でございます。
 私の方からは、以上です。

質疑応答

竜巻被災自治体への財政支援

問:
 幹事社の日本経済新聞です。おはようございます。1点、幹事社から伺います。先日、茨城県や栃木県で竜巻の被害が発生しましたけれども、被災自治体に対して、特別交付税の検討をされているかどうか。もし検討されている場合、規模等お考えの部分があれば、伺えればと思います。
答:
 はい。5月6日に発生しました竜巻、いわゆる竜巻災害というのですか、突風等でお亡くなりになられた方もおられます。心からお悔やみ申し上げたいと思いますし、大変な被害に遭われた方がたくさん出ました。お見舞いを申し上げたいというふうに思います。自治体においては早急に、今、応急対策、あるいは復興対策に取り組んでいただいておりますが、その部分では、特別の財政負担が生じることは見込まれております。被災自治体の財政支援につきましては、いわゆる交付税は定例交付というのが、4月、6月ということで言うと、6月に、目前に控えておるという状況ではありますが、被災自治体の財政負担の状況、資金需要の動向等で、円滑にやはり財政運営が図られなければいけない、支障をきたしてはいけないということを判断しながら、地方交付税の繰上げ交付の必要性があるのかどうかも含めて、現在検討しているところであります。できるだけ早く、支障の無いような形で運営できるようにということを前提に、適切に対応してまいりたいというふうに思います。

宝くじの販売実績

問:
 時事通信の丸山です。宝くじの販売についてお伺いしたいのですが、昨年度の売上げ実績が1兆円を超えたというふうに伺っております。かねてから、1兆円台回復というのを目標に取組を進めてこられた大臣ですが、やればできるというか、すごく短期間ですが、この辺のコメントをお願いいたします。
答:
 じりじりと落ち込んできているという現状がありました。そういう中で、特に今年のスタートの時点、当初はやはり、昨年度は、震災もありましたので、そういう、ある種の緊縮ムードというのですか、という部分でも、相当売上げが悪かったと。震災復興の宝くじをやりましたが、これも3分の1ぐらいしか売れなかったという状況でありました。長期低落傾向等も含めて、やはりある種の幅広い視点で見直し検討を行って、時代に合った状況をやろうということで、研究会を立ち上げてやっていただいたのと同時に、やはり宝くじの収益金が社会還元をされているものであるという。当たって、賞金が入ってうれしいなと同時に、一方で、収益がそういう社会に使われているという部分の周知も、しっかり理解していただこうということもありました。そういう中で、賞金の額のアップと同時に、震災復興にお役に立つならというふうなことで、売上げが非常に大きく伸びたということでありますが、これが、その背景、要因をいろいろ、今、調べております。粗っぽく言いますと、やはり賞金の額が上がったということで、買いたいなと思っている人が増えたということ、これは、今まで、宝くじを買っている人に多く見られた傾向であります。そして、やはり震災復興という、世の中に役に立てるならば協力しようという人というのは比較的、今回、初めて買ったという方、そして、とりわけそれは女性層に多かったということでありました。あるいは、コンビニで一部対応をやり出したというふうなことで、新しい傾向みたいなものもいろいろ分析しながらですね、この収益金は、地方自治体を中心として、社会貢献に非常に大きな財源になっておりますから、一過性の回復でないよう、ぴっと上がったことで、V字になるようにですね、また検討してまいりたいと思っています。
問:
 各社、ほか、いかがでしょうか。ありがとうございました。
答:
 はい、ありがとうございます。

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