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会見発言記事

川端総務大臣閣議後記者会見の概要

平成24年6月12日

冒頭発言

 おはようございます。私の方からは特にありません。

質疑応答

スマートテレビ

問:
 幹事社の産経新聞の中村です。よろしくお願いいたします。本日これからスマートテレビの国際シンポジウムが開かれますけれども、スマートテレビについてはですね、官民共同で、国内外での普及を目指しているところかと思うのですけれども、今後ですね、その辺り、総務省としてどのように推進されていくのか、大臣のお考えをお聞かせください。
答:
 スマートテレビとビッグデータはですね、これからのICTの展開の中で極めて大きな役割を持っているというふうに思いますし、その中で、世界中いろいろ、研究あるいは開発は進んでいるのですが、過去、いろいろなこういう分野を見たときに、やはり国際標準化というのが極めて重要な問題であり、ここをしっかりと押さえていかないと、ある種、ガラパゴス化というのですか、ということにもなりかねないということでありますが、せっかくこれから、日本が技術的にはかなり先導的なものを持っていますので、日本から発信をして、国際標準化の提言をしていって、こういうことは最低限共通でやろうよということをやっていきたいなと。今日、たまたまというか、シンポジウムがありますので、ここで、森田大臣政務官の方から一定の考え方みたいのを提起する中で、日本を中心にした中では、官民が連携をして、これまず、民間が主導ですけれども、総務省としては、そこを提言することによって、日本の、オールジャパンで世界に向けて発信していけるようにというふうに思っています。

出先機関改革

問:
 大臣、出先機関改革についてですね、昨日、総理とお会いになってお話しされたと思うのですが、どういう御報告をされて、総理からどういうふうな御返事があったか伺えますでしょうか。
答:
 週末にアクション・プランの推進会議をやりまして、おおむねですね、各府省間、政府でやるべき調整は、おおむねまとまってきたと。一部、議論が、最後の調整を残しているところはありますけれども、ほぼまとまってきたということで、アクション会議では、役所の皆さん、それから、地方の皆さんを含めて、これから残っているのは政府間調整がほぼめどを付いたという段階なので、お任せいただいて、与党調整と言いますか、民主党の調整に入りたいということになったということを申し上げました。それと、与党の中でも調査会でいろいろ御議論いただいているし、御意見もいただいているし、あるいは地方のそれぞれの団体等含めて、こういう問題指摘、懸念、あるいは支援、指示、いろいろな要件があるという、客観的な環境のお話をさせていただきました。スケジュール的には会期も迫っておりますので、あと、与党の調整が終わればという段階まで来ているという、そういう状況を御報告いたしました。丁寧に、しかし、できるだけまとまるようにやってほしいということでございました。
問:
 先週、与党の方からは、理念を法案に書き込んでほしいだとか、三機関以外に広げてほしいということを、明記してほしいみたいな注文があって、それに対する一定の回答をされたということなのですけれども、それを踏まえて、今日、与党の方からは、中間の報告が出るということなのですが、これが出たということは、もう閣議決定にかなり近づいているというふうな認識でよろしいでしょうか。
答:
 まだ調査会として、先週末に会長からいろいろ御要望いただいた部分は、月曜日に返事をさせていただきましたけれども、それを踏まえて、昨日御議論いただいて、政調では中間報告されると同時に、引き続き調査会では御議論ということですので、また意見交換をしながらですから、まだ、与党、民主党が、了とされたという段階に、まだなっていないというふうに思っています。

沖縄県議会議員選挙と沖縄振興

問:
 大臣、琉球新報の宮城と申します。去る日曜日、沖縄県で県議会議員選挙が行われまして、過半数、与党がですね、県政与党が過半数を割れまして、野党・中道が過半数を取ったということなのですけれども、この結果についての御所感とですね、この結果が、今後、県主導で行われる新たな沖縄振興に、何らかの影響を与えるかと思われるかについてお願いします。
答:
 それぞれの選挙は民意の反映でありますので、県民の皆さんの選択が、こういう議席になったということでありますので、その状況がどうだということは、私の立場ではコメントはありません。そして、同時に、議会ということと、県という部分は、そういう民意を反映された中で、これから進められると思います。私の立場で言えば、40年の節目を超えて、新たな法律2法が動き出しましたし、予算もスタートしましたので、沖縄県、議会を含めてですね、このことに関して、しっかり取り組んでいただきたいというふうに思っております。

大阪都構想

問:
 大臣、もう一つすみません。よろしいでしょうか。大阪都に関する法案、民主党が今日出されるのですけれども、これで三つの法案が、与野党含めて出ることになりました。今後どういうふうな与野党間の調整なり、議論に期待したいかということと、あと、地制調でも、大詰めの大都市制度に向けた議論が進んでいると思うのですが、政府側としては、地制調にはどの段階で、どういう御結論なり、中間のまとめを期待されているかということを伺えますでしょうか。
答:
 議員立法自体は、それぞれの党のお考えで出されることだし、それをどう扱うかは、それぞれ国会でお決めになることですので、それは、そういうものだというふうに思っています。地制調はですね、大阪都とか、都をどうするかということを議論しているわけではなくて、いろいろな大都市問題として、行政サービスの低下とか、二重行政の問題とか、いろいろな課題があるということをどうしていくのかという、かなり大きな議論をしていただいている中の一つに、それぞれで、大阪であれば大阪都にしたいという御意向があれば、あるいはそのほかの政令市、いろいろな地域でいろいろなことを言っておられるということも受け止めながら、幅広い大局的な見地の議論をしていただいているので、それはこの都構想の法案とダイレクトにリンクするものではないと思っています。ただ、大きな動きがそういうふうに出てきているということは、地制調としても、これをまた受け止めて、いろいろな御議論の中に供していただければとは思っています。
問:
 よろしいですか。ありがとうございました。
答:
 はい。

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